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結婚式、パーティー、入学式、成人式、お葬式。 そんな儀式的な場面のことを「フォーマル」言います。そして、フォーマル時に着用する服を「礼服」と言います。
しかし、礼服とは大きなくくりの言い方であり、本来は色々な種類があります。
礼服は着ることが少ないから何を選べばいいかわからない方向けに、「礼服」とは何か?格式の違いによる種類と略礼服の利用シーンについて解説します。
礼服は、冠婚葬祭で着用するフォーマルウェアのことです。
冠婚葬祭は、日本で昔からある四大礼式のこと。
冠:元服のことで成人を迎えたことを示します。成人式など。
婚:婚礼行事、結婚式など。
葬:お通夜、お葬式、葬儀など。
祭:非日常的な行事、七五三、お正月、法事や法要の、お盆、お彼岸など。
このような人生の節目の重要な行事には、礼服を着用するのがマナーです。
礼服は、正礼服、準礼服、略礼服、と3つに分かれ、更に細かく分かれます。
正礼服
もっとも正式な礼服です。
昼間のフォーマルならモーニングコート、夜はテールコート(燕尾服)。モーニングは結婚式の新婦の父がよく来ているものです。
準礼服
こちらも正式な礼服ですが、正礼服より若干カジュアルです。
昼間はディレクターズスーツ、夜はタキシード。ディレクターズスーツは結婚式の出席者(今は40代、50代の洋服を知っている方)が着ています。タキシードは有名ですね。蝶ネクタイを合わせるスタイル。アメリカの映画スターが授賞式でよく着ています。
略礼服
日本ではもっともポピュラー
黒無地のブラックスーツ。日本では礼服=略礼服です。
このようにいくつかに分かれますが、現代社会で見かけるものは一部で、ほとんどが略礼服です。
ですので、一般的に礼服=略礼服と考えていただけれはいいと思います。
礼服、つまり略礼服は多くのシーンで活躍します。前述した通り、現在の日本では略礼服がよく使用されます。
その使用する場面ですが、例えば結婚式。礼服に白いネクタイを装着して出席することが一般的とされています。
そしてお葬式。結婚式とは違い、黒いネクタイを使用して出席します。
お葬式の場合は、喪服と呼ぶことが一般的ですが、結婚式でもお葬式でも使用する礼服は、どちらも同じもので構いません。ただ、ネクタイの色だけを変更すれば問題ないのです。