喪服のパンツには、ウエスト調整用のアジャスターが付いていることが多いです。
もちろん、弊社の喪服にも付いています。±3㎝程度調整ができるのが、一般的かと思います。では、何故、喪服にはアジャスターが付いているのでしょうか?
実際にアジャスターは使っているのでしょうか?どんな場面で使うのか考えてみると、おそらく、2つの状況が考えららえます。
1、食事の後
葬儀では食事の時間があります。一般的に、食事の前と後ではウエストが違います。食事の後の方が太くなっているはずです。
全国的にどうなのかは分かりませんが、私の地元ですと、2回食事をします。お腹パンパンです。アジャスターがあって良かったと思える瞬間でしょう。
2、座っているとき
人間は立っているときよりも、座っているときの方が、ウエストは大きくなります。恰幅の良い方は、特に感じるかもしれません。
1,2を考えると、着心地よく、ストレスなく着用するために使っている人が多いと思います。
喪服は毎日着用するものではなく、年に1,2回、着用しない年もあります。つまり、使用頻度がとても少ないのです。となると、自身の体型が変わります。「1年前に穿けたズボンが穿けない」なんてことはよくある話です。そこで、アジャスターの本領発揮です。±3㎝程度調整ができれば、きつかったズボンが丁度良く穿けます。若干太っても大丈夫!ということです。±3㎝というと、Sサイズ→Mサイズ、Mサイズ→Lサイズに変化したような感じです。だいぶ違いますよね。
要するに、アジャスターが付いている本当の理由は
「数年間、着用できるように」
ということなのです。考えてみると、なるほど!と思いませんか。