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12月3 8月6 7月21 6月29ネクタイの生地にはいくつか種類があります。代表的な生地は、シルク、ポリエステル、ウール、綿、このあたりでしょうか?
それぞれ特徴があり、使用するにあたり季節、着こなしが変わってきます。
シルク
一般的にシルクのネクタイが最もポピュラーです。ファッションブランドでは、基本的にシルク素材を使うことが殆どです。何故か?それは、色が綺麗に見えるからだと思います。ネクタイは、様々な色を使うことが多く、色の組み合わせをするのですが、シルク素材の場合、それぞれの色が綺麗に発色する、高級感が出るのです。
また、一年中使用できるのも良い点だと思います。
ポリエステル
比較的、安価ですので、コストを抑えられます。また、特有の光沢もおすすめポイントです。そして、なにより、「洗える」ことが最大の魅力です。ネクタイは、実際のところ汚れやすいです。特に、飲食の際に、醤油やタレなどが飛んで、付着します。そうなると、洗えるのはとても良いですね。
逆に悪い部分は、シルクのストロングポイントである、色の綺麗さ、そこからの高級感が失われてしまいます。
ウール
冬のネクタイに使われる素材です。あまりおおく出回っていません。おそらく、カジュアル寄りに見えるからだと思います。もちろん、ビジネススーツに合わせても良いと思いますが、少し、ドレスダウンした、ジャケットスタイルでこそ、本領発揮する素材だと思います。
綿
こちらは、ウールとは逆に春や夏に販売される傾向にあります。こちらもカジュアルなイメージか強く、ニットタイの素材としてよく見かけます。
生地の特徴を読んでいただいて、お分かりだと思いますが、ウールと綿はカジュアルなイメージですので、フォーマルではお勧めできません。
そうなると、シルクかポリエステルなのですが、私の経験では、ポリエステルがお勧めです。「ポリエステルは、シルクのような高級感がなく、安物に見られてしまう」のに何故?と思われるかもしれませんが、あくまでも、フォーマルに限った意見です。フォーマルのネクタイは白、黒、グレーが一般的で、単色のものも多いです。そうなると、色の発色による高級感は、あまり関係なくなり、見た目の差は殆どありません。それよりも、「洗える」ことが重要だと思います。特に白、グレーは汚れが目立ちやすい為、洗濯できるのは重要です。シルクは水洗い×です。水洗いすると、元々のネクタイの張りは戻らず、しわも取れません。また、クリーニングに出しても、シミは取れないことが殆どです。白、グレーの汚れが取れないことは、「もう使えない」を意味しますので、せっかく高いお金を出して買ったのに、1回で使えないなんてこともあります。
先日のブロブで、「スーツ、礼服もポリエステル生地が注目されてます」と書きましたが、ネクタイも同様です。
礼服・喪服レンタルの相羽では、以上のことから、ポリエステルのネクタイをお出しすることが多いです。もちろん、シルクと遜色ない見た目、生地の厚さのネクタイです。以前のブログで、「当店はシルク100のネクタイです」と書きましたが、最近はポリエステルを使っています。当店も、時代の流れに合わせ、日々変化をしていこうと思っています。