先日、喪服レンタルの際に、サイズを間違えない為のチェックポイントをお話ししましたが、今回は、第二段!ウエストのアジャスターに関するお話です。
最近、喪服に関して、こんな表現を目にしました。
Y3→ウエスト72センチ、アジャスター可動域、上下9センチ、実寸63~81センチ
※Y3とは、身長160センチ程度、ウエスト72センチ程度の方用の喪服
みなさん、これを見てどう思いますか?普通に考えると、「身長160でウエスト81まで着られるんだ!」と思いますよね。しかし、ここに落とし穴があるのです!
それが何かというと、もし、身長160、ウエスト81の人が着た場合、ジャケットのボタンが閉まらない可能性が高いのです!そうです、着れません!
前回の、喪服をネットでレンタル~サイズを間違えない為に~の内容でも、触れましたが、通常ジャケットの胴回りは、パンツのウエストに対して、+13~15センチで作られています。ウエスト72センチのパンツには、85~87センチ程度のジャケットの胴回りになります。この差が、バランス良く見えるパターンということになります。では、先程のお話の様に、アジャスターで、ウエストを最大にして穿いたとすると、ジャケットの胴回りとの差が、4~6センチ程度になります。となると、ジャケットのボタンは閉まりません。もしくは、閉まるが、横に引っ張られて、後ろ姿もカッコ悪い。ということになります。
アジャスターが長いのを長所としている喪服もありますが、実はこんな不具合も出てくる可能性があるのです。
今回のお話は、知らない人が多いので、喪服レンタルの際は気を付けましょう!分からない場合は、ご相談下さい。