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葬儀に雨が降ることを涙雨(なみだあめ)と言いますが、雨風が強くても葬儀は延期・中止になることはありません。
そのため雨が比較的多い西日本や梅雨時期にお通夜式やご葬儀・告別式の執り行われる場合、晴れの日よりも服装に気を配る必要があります。
こちらの記事では、雨の日の葬儀で失敗しない服装のマナーとしてレインコート・長靴は着用可能か。傘の色や柄の選び方について解説します。
葬儀は悪天候が予想されるからと言ってよほどのことがない限り延期や中止になることはありません。
天候は葬儀の日程に配慮はしてくれませんから、雨の日でも故人様の冥福を祈り最後のお別れをしにいきましょう。
雨の葬儀は、涙雨(なみだあめ)※と呼び「天が涙を流す」「故人様があの世で涙を流している」「ご遺族の悲しみ」という意味があるようです。
※地域により意味合いが変わります。
雨風が強くても葬儀は執り行われますが、一般的に故人様のことは悪く言わないものです。
ちなみに、晴れの日は故人様の生前の行いが良かったという意味があります。
曇りの場合は故人様が暑くも寒くもない天気をくれた。降雪の場合は天が名残惜しんで雪を降らせてくれた。など気分まで暗くなりそうな天気もよい意味でとらえます。
雨でびしょ濡れの姿でお通夜やお葬式などの葬儀に参列するのは、だらしなく見えてしまうためNGです。
雨よけのためにレインコート・レインブーツ・傘・タオルを持参することは問題ありません。
雨の日でも故人様を大切に思う気持ちは変わりません。正装をするという意味で、 喪服を着用するのがマナーであり悲しみの場にふさわしい持ち物や身だしなみを整えるのが重要です。
事前に雨の日の葬儀に参列する場合の持ち物を用意しておきましょう。
レインコートは地味な色を選び柄はないスタンダードなものがおすすめです。
金具や装飾があるレインコートは派手で目立ちますので避けましょう。
色は黒・グレー・紺などの地味な色味を選びます。
葬儀会場に到着したらレインコートは脱いではいります。レインコートについた滴は葬儀会場の床を濡らさないようにサブバッグを持参しておくと便利です。
サブバッグを持ったままお通夜やお葬式などの葬儀に参列するのは大変なので、受付に預かってもらうのもおすすめです。荷物の預かりが対応できない個人宅で葬儀を行う場合は、椅子の下や目立ちにくい場所を探し床におきましょう。貴重品はメインのバッグにしまい持ち歩くようにしてください。
レインブーツ(長靴)はレインコートと同じように地味な色・柄の入っていないものがおすすめです。
金具や装飾のないタイプで色は黒・グレー・紺などの地味な色が基本です。
葬儀会場に着いたらレインブーツ(長靴)は脱いで革靴に履き替えるのがマナーです。屋外の屋根のある場所を見つけてレインブーツ(長靴)から革靴に履き替えるとスマートです。
葬儀会場では床を濡らさないようにタオルで拭きとってから袋にしまいます。
貴重品以外の荷物を受付に預けることができれば、ほかの参列者と荷物がぶつかることがなく迷惑をかけません。身軽になり格好もだらしなく見えないので受付に相談してみてください。
雨の日の葬儀参列するために、レインブーツ(長靴)を用意するのは費用がかかるため革靴を履いていきたい人も多いです。
葬儀会場に向かう前に防水スプレーや革靴用の撥水クリームを塗っておくのがおすすめです。
タオル1つで塗れた革靴の滴をふき取ることができるからです。
葬儀会場では、床面が塗れていると滑りやすく大変危険です。滑って転倒して大けがをすると不吉な出来事としてご遺族や参列した人に不快な想いを与えかねません。
葬儀会場の入り口の玄関マットがあれば革靴の底面の汚れや水をふき取るとよいです。雨の日には革靴にラバーソールやラバーシートを貼っておくと滑りにくく安心です。
傘は、喪服・バッグ・革靴に合うように黒色を選ぶのが基本です。
手持ちで黒色の傘がなければ濃紺や暗いグレーなどの地味な色味なら問題ありません。
できれば無地が好ましいですが、控えめな刺繍やワンポイントにブランドロゴなどの柄なら落ち着いた印象になるので使えます。
フォーマルな傘がすぐに用意ができない人は、100円均一ショップのビニール傘も使えますが傘の骨組みが曲がっていないか。ビニールが破れていないか確認しましょう。
黒色や地味な色味の折り畳み傘をサブバッグにいれておくと、急に雨風が強くなったときに便利です。
葬儀会場の傘立てには、黒色のフォーマルな傘しかない状態になり自分のものがどれなのかわからなくなる可能性があります。自分の傘が一目でわかるように名札や目印をつけておくと傘の紛失トラブルを回避できます。
男性用の長傘のサイズは、65cm前後が一般的ですがより大きいサイズを選べば雨をしのぐことができます。風が強い日は影響の受けにくいサイズの小さな傘を選び骨組みがしっかりしている傘がおすすめです。
最近は、葬儀の服装は喪服を着用することは当然のことですが身だしなみも重要視されています。カジュアル・フォーマル双方に使えるしっかりした傘を探している人は、1956年創業の英国のレイングッズメーカー、フルトン (Fulton)の細巻きのステッキ傘がおすすめです。
タオルは、雨の日の葬儀に参列する場合に必要な持ち物(レインコート・ブーツ・革靴)の滴をふき取るために重宝します。
タオルの色は、白もしくは黒を選びます。無地でシンプルなタオルがおすすめです。
また喪服や髪の毛がびしょ濡れの状態では失礼にあたるので葬儀会場に入る前にタオルで拭きとりましょう。
雨の日の葬儀会場では受付で雨具を預かってくれる場合があります。
タオルで水を拭ききれないときも、ビニール袋を持参しておけばびしょ濡れになった雨具を片付けることができます。
葬儀会場の外で雨具を片付ければ床が濡れることはありません。
身だしなみを整えてから受付に雨具を入れたビニール袋を預かっていただけるか相談しましょう。
今回は「雨の日の葬儀、涙雨(なみだあめ)の服装と傘の選び方」について解説しました。
雨の日でも葬儀は予定通り行われるため、ご遺族や参列した方に不快な想いをさせないように服装のマナーを守ることが重要です。
レインコート・レインブーツ・傘・ビニール袋があると葬儀会場に入る前に身だしなみを整えることができます。
雨の日の葬儀で髪の毛や喪服がびしょ濡れで参列するのはマナー違反になりますし身体が冷えて体調を崩しやすく心配です。水滴を吸収しやすい素材の白無地のタオルを1枚持参してみてはいかがでしょうか。
お通夜やお葬式は故人との最後のお別れをする大切な場ですので、失礼にあたらない服装で出席するために雨具の用意もしましょう。