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公開日:2023/03/21最終更新日:2023/03/21 夏はワンピースのみジャケットなしで問題ない?女性の喪服の選び方とマナー

暑い夏の葬儀に参列するときには、半袖のワンピースのみでいいの?

たしかに黒い服は熱を吸収しやすく暑くなるので真夏の葬儀は大変です。

女性の喪服はワンピース・アンサンブル・スーツで光沢のない黒無地が一般的ですが、夏はワンピースのみジャケットなしで問題ないのでしょうか?

こちらの記事では、夏に女性が喪服を選ぶときの暑さ対策として夏はワンピースのみジャケットなしでいいのか。葬儀の服装マナーについて詳しく解説します。

夏はワンピースのみジャケットなしで問題ない

暑い夏場の喪服は、ワンピースだけでも失礼にあたらないでしょうか?

答えは「夏場の喪服はワンピースのみで大丈夫です。」

最近は葬儀の服装でもクールビズ※の考えが取り入れられているからです。

※環境省が地球温暖化対策のために推進する冷房時の室温 28℃でも快適に過ごすことのできるライフスタイルのこと。

いまどきの女性に向けて、夏の喪服の選び方とマナーを解説します。

夏にワンピースのみの注意点

女性の喪服は、ワンピースとジャケットがセットになっているものが一般的です。

夏の暑い時期は、ワンピースだけ着用することは問題ありません。受付をするのため屋外で待機しているとき・空調がない部屋で体温調整が難しいときなど夏はワンピースだけ着用される方も多いです。

空調のきいた涼しい部屋に入ったとき・お焼香をするとき・ご遺族さまと挨拶をかわす際にはジャケットを羽織るようにしましょう。

ジャケットなしの注意点

暑さ対策でワンピースのみジャケットなしで葬儀に参列するときに気をつけたいポイントがあります。

光沢のない黒無地のワンピースのみになると、肌の露出する部分まで気を配る必要があります。

ジャケットなしにすると首回りの露出が増えるので胸元の大きく開いたものはふさわしくありません。また半袖のワンピースを選ぶときは、肌の露出を抑えるために5分丈以上のものにするがおすすめです。

ワンピースのみにするとスカートの丈も目立ちます。ひざが隠れるくらい、ふくらはぎ程度の長さが良いでしょう。

若い人を中心に「夏場の喪服はワンピースのみで問題ない」という意識がありますが、両親や祖父母の代になるとジャケットなしはNGと考える人も少なくありません。

葬儀に参列したときに、ジャケットを羽織るべきかまわりの女性の服装を参考にするとよいです。

夏の喪服で涼しくなる方法

女性が夏用の喪服を着用するときの涼しくする方法について解説します。蒸し暑い真夏の葬儀でも快適でいられるフォーマルな服装と女性が夏の喪服を選ぶときのポイントについて確認しましょう。

ゆったり目の喪服を選ぶ

ゆったり目の喪服にすれば通気性がよくなり、汗をかきにくくなるので涼しく感じます。

ただ2サイズ・3サイズも大きい喪服を選ぶと、見た目がだらしなく見えてしまうので注意が必要です。

夏用の下着を穿く

夏用の下着なら吸汗・接触冷感などの機能があり汗を吸い取ってくれるので涼しく感じます。

夏は汗をかきやすいので、エアリズム推しという女性も多いのではないでしょうか。

防臭機能の下着ならご遺族や参列者とごあいさつするときも汗のニオイが気になりません。

素足はNG、ストッキングは必要

夏はワンピースのみジャケットなしで問題ないのですが素足はNGです。

黒・グレー・ベージュが一般的です。うっすら肌が透ける程度の20~30デニールのストッキングを履きましょう。

半袖ワンピースは着てもいい

ジャケットやカーディガンを羽織れば肌の露出が減るので半袖ワンピースは着てもいいです。

とはいえ参列者はカジュアルな服装は好ましくありませんので、長袖を着用するべきか十分検討するべきです。

最近の喪服は通気性のいいワンピースが増えているので快適に過ごすことができます。

夏におすすめの涼しいジャケット

夏の喪服は半袖ワンピースのみでOKですが、地域の風習やしきたり・葬儀の服装マナーの考え方の違いでジャケットの着用は必須になってしまうことがよくあります。

ワンピースのみより肌の露出を抑えることができるからです。

とはいえジャケットを着たまま真夏に炎天下の中で過ごしたり空調がない部屋にいるのはとても大変です。

  • サップ生地のジャケット
  • 裏地がないジャケット
  • 背抜きジャケット

こちらで夏におすすめの涼しいジャケットについて解説します。

サップ生地のジャケット

夏物の洋服向けの裏地としてサップ生地がおすすめです。通気性が良く、吸汗・速乾に優れているので涼しく感じます。ソフトでやさしい風合いで蒸し暑い夏でも着心地もいいです。薄手の夏物生地に使われるためジャケットを羽織ったときに透けないか注意が必要です。

裏地がないジャケット

裏地がないジャケットは通気性がよく涼しいです。汗をかきやすい袖の部分に裏地がなければムレないので快適です。涼しく過ごすことができます。

裏地がないと薄っぺらい喪服になりがちなので注意が必要です。

背抜きジャケット

背中部分の裏地がない背抜きジャケットは、汗をかきやすい背中の部分だけ裏地がないので通気性がよくムレにくいので涼しいです。

日本の夏は湿度が高くて蒸し暑いので通気性のいい喪服の組み合わせとして「ジャケット×半袖ワンピース」がおすすめです。

半袖ワンピースのみがNGなときは裏地がないジャケットや背抜きジャケットを羽織り暑さ対策してみてください。

夏冬兼用オールシーズン対応の喪服を1枚(ジャケットとワンピースのアンサンブルタイプ)用意しておけば、一年を通して着用できるオールシーズンフォーマルとして重宝します。夏はワンピースのみで着用できるので便利です。

まとめ

今回は、「夏はワンピースのみジャケットなしで問題ない?女性の喪服の選び方とマナー」について解説しました。

最近は夏はワンピースだけ着用される方も増えておりジャケットなしでも問題ありません。

とはいえお通夜やお葬式などの葬儀では、フォーマルな服装が求められるため多少の暑さもガマンが必要になります。

夏の喪服で涼しくなる方法を参考にしてください。