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ビジネスシーンでパンツスーツを着用することが多い女性は、お葬式に参列するときもパンツスーツはマナー違反にならない?と悩みますよね。
最近は、ビジネスシーンだけでなくカジュアルシーンでも女性がパンツスタイルで過ごすことも増えていることから、お葬式などのフォーマルシーンにおいてもパンツスーツを喪服として着用したいと考える人も少なくありません。
先日もSNSでお葬式の服装でパンツスーツは略式でNG。時代遅れなの!?と話題になっていました。
投稿者の女性は、「アメリカのTVドラマみたいにだいたい黒ならOKならラクなのに。。。」とお葬式に参列するときの女性の服装について悩んでいました。
お通夜やお葬式などの葬儀に参列するときは正式なフォーマルスタイルのマナーがあり、パンツスーツは喪服の代わりになるのか。マナー違反なるのかは立場や着用するシーンによって違います。お葬式の女性の服装について詳しく解説します。
喪服パンツスーツが略式とか時代遅れ、って話がちょっと前にバズってたけどアメリカのTVドラマみたいにサングラスOK・じゃらじゃらアクセサリOK・だいたい黒ならOKとかならもっとラクなのにな~7年前に買ったきり着る機会ないままの高っかい喪服、今サイズ合いません pic.twitter.com/TlOf6O8r0J
— 🏳️⚧️ディン・デデ (@nj51) March 16, 2022
SNSで話題になっているのがこちら。お葬式の女性の服装でパンツスーツについてです。
「マナー違反?・それともOK」
結論は、お葬式に参列するときに喪服としてパンツスーツはNGではないけど、おすすめできません。
この理由は立場によって着用できるシーンが限られているからです。
お葬式の女性の服装として、パンツスーツを避けた方がいい理由を解説します。
喪服には格式があり立場やシーンによって変わります。
※パンツスーツは含まれない。
正喪服と準喪服は、光沢感のない黒無地のワンピースにアンサンブルでほぼ違いがありません。
略式(略喪服)は黒・グレー・濃紺などの地味で目立たない色のワンピースやスーツです。
弔事の場では喪服に格式がありパンツスーツが失礼にあたらないのは、七回忌以降の服装に限られます。
最近では、三回忌までの法要で案内状に「平服でお越しください」と記載されていることがあります。
この平服の意味は、本来なら喪服で出席するがそこまでの服装でなくてもいいです。という意味。
平服は略式(略喪服)のことで辞書では「日常の衣服」を意味しますが弔事では「場に適した服装」を指します。
略式(略喪服)は、黒・グレー・濃紺などの地味で目立たない色のワンピースやスーツなのでパンツスーツを着用することもマナー違反ではありません。
とはいえ、パンツスーツはワンピースなどのドレススタイルよりは略式になるため注意が必要です。
法事やお別れ会の案内に平服の記載があったときは、ブラックフォーマルとして販売されているものを選びましょう。
葬儀に参列するときにパンツスーツが問題ないという考える人も少なくありません。
ここでは、パンツスーツOKのシーンについて解説します。
お葬式の女性の服装において肌を過度に露出しないのがマナーです。
喪服で特に気を付けたいポイントはスカートの丈です。ひざが隠れ、ふくらはぎ程度の長さが良いです。
その点パンツスーツは肌を過度に露出をしないから問題ないという考えもあります。
ただパンツスーツはスカートよりも略式になりカジュアルになるので、自分の判断だけで着用するのはさけましょう。
喪主や親族は、お葬式の準備などで動きやすい服装にしたいシーンがあります。
また、一般参列者の中にも受付や斎場の準備を手伝う方もいらっしゃるので近ごろはパンツスーツOKのシーンも増えています。
この理由は、近親者のみの家族葬や密葬を執り行う方が増えているからです。
とはいえ三回忌までの服装は、準喪服は、光沢感のない黒無地のワンピースにアンサンブルが基本なので略喪服NGです。お葬式にパンツスーツを着用しても問題ないか参列者に相談するといいでしょう。
葬儀会場でスタッフが司会進行をしますが、それ以外のことは隣組でお手伝いで頼まれる場合があります。具体的には受付係、会計係、接待係・台所係、駐車場係などです。
葬儀の手伝いをするときは一般参列者と同じように喪服を着用するのがマナーですが、ご遺族の意向で「平服でお越しください」と言われたらパンツスーツでも問題ありません。
隣組のお葬式のお手伝いの連絡がきたら案内状の内容を確認することと、隣組の人たちと服装を合わせるのが重要です。
動きやすい服装がカジュアルな服装ではないのでブラックジーンズなどのデニム素材はさけましょう。
女性が隣組のお葬式に参列するときは、急に台所の手伝いを頼まれることがあります。黒や白の無地タイプのエプロンを持参しておくとよいでしょう。
高齢者や足に不安がある女性は、スカートやワンピースよりもパンツスーツの方が動きやすいためを着用する人が増えています。
お葬式などのフォーマルシーンでは喪服の格式があることは間違いないですが、参列する人の気持ちが伝わるならパンツスーツも問題ありません。
受付やご遺族の方に服装について「動きやすいパンツスーツで参列します。」など伝える必要はありません。
寒冷地の場合、肌の露出が増えるスカートよりパンツスーツを着用する女性が増えています。
高齢の方や妊婦さんは、体調も考えて厚手のストッキング※をはいても寒いと感じるときはパンツスーツも検討しましょう。
※雪国では防寒対策として60デニールのストッキングを履くこともあります。
当店、礼服・喪服レンタル事業を行ってきて葬儀場に足を運びフォーマルスーツが買える店舗でリサーチした結果、参列者の女性がパンツスーツで参列しているのは1割もいませんでした。
この理由は、喪服の略式が関係していると言えます。
立場や地域、そのときの考え方は変わるものなので葬儀のパンツスーツの割合も変わってくるでしょう。
お葬式にパンツスーツを着用するのはマナー違反にならないシーンはあるものの、1着は喪服を用意しておくべきです。
その理由を解説します。
パンツスーツは略式(略喪服)なので七回忌以降の服装になります。
お通夜や三回忌の案内に「平服でお越しください。」と案内があった場合に限りマナー違反にならないため着用できるシーンが限られてしまいます。
お葬式ではやはり喪服が必要です。
紳士服専門店のAOKI・はるやま・コナカやショッピングセンターでは、喪服を買うことができますがサイズ合うかどうかわかりません。
店舗の営業時間に行くことも難しいという声もあります。
ネット通販やレンタルショップも選択肢のひとつになります。
パンツスーツはNGという場合があるので、当日慌てないように喪服を用意しておきましょう。
訃報は突然やってくるものでお通夜の案内に「平服でお越しください。」と記載されることもあります。
パンツスーツは、略喪服(平服)なので急なお通夜に参列するときはマナー違反になりません。
ただ、葬儀は親しい人達と何度か顔を合わせるものであり服装に注意する必要があります。
親族・会社関係・友人などの葬儀で毎回パンツスーツを着用していると。。。
「パンツスーツを喪服と勘違いしている」
「喪服を用意できない!?」
など常識がないと思われます。
急なお通夜以外は喪服が必要なため用意しましょう。
女性がはじめて喪服を用意するときの注意点を解説します。
最近は、正喪服と準喪服の違いがなくなってきました。そのため三回忌までの服装で一般参列者が着用できる準喪服(光沢感のない黒無地のワンピースにアンサンブル)がおすすめです。
準喪服を用意しておけば、急な訃報でお通夜に参列するときも対応できるので安心です。
人によっては、数年に1度ほどしか着用しない喪服はレンタルがおすすめな理由を解説します。
フォーマルスーツが買えるお店として紳士服専門店が有名です。生地の質やデザインは良いものを多く取り扱っていますが、女性のフォーマルスーツ専門店ではないため、50,000円以上するものが多く相場は高めです。
礼服下取り半額キャンペーンや社会人限定でビジネススーツと同時購入で値引きキャンペーンを不定期に行っていますが、割引対象になる女性は少ないでしょう。
イトーヨーカドーは、衣料品に強いイメージがありますが2021年2月には伊勢崎店が閉店し群馬県から完全撤退。今後、新たに14店舗を閉鎖しアパレル事業からも撤退すると発表をしています。
今後は、セブンアンドアイホールディングスのグループ戦略の軸である食の分野に注力していくようです。 現在では、イトーヨーカドーのネット通販でも喪服は買えませんでした。
イトーヨーカドーで喪服は買える?メンズ・レディースの礼服は安いのか調査!
当店で礼服調査をした結果、ユニクロやドン・キホーテでは女性の喪服に代わりになるものがないと感じました。
女性のフォーマルスーツのかたちも時代や考え方で変わってくるものの、ユニクロのSNSでレディース喪服としてよく紹介されているストレッチテーラードジャケット(¥7,990)、ストレッチパンツ(¥3,990)、ストレッチスカート(¥2,990)を着用したら「リクルートスーツを着て来た人がいる」という印象になりそうです。
ユニクロのレディースを直接見た率直な感想
私の率直な感想は・・・・「リクルートスーツじゃん!」
形も生地も良かったのですが、お葬式にはNGです。
お通夜やお葬式などの葬儀に参列するときは、喪服が絶対に必要ですが人によっては数年に1度ほどしか着用しません。
そのため喪服を用意するならレンタルがコスパが良く利用する女性が増えています。
実店舗で買ってしまうと喪服を使わないときのお手入れに手間がかかりますし。。。着用するときサイズが合わないこともよくあります。
喪服レンタルなら斎場にお届けすることも可能で、時間を省くこともできます。
当店では、試着できないのでインターネットで喪服等をレンタルするのは不安…という女性のために各商品ページにサイズ感についてわかりやすく説明しているのでぜひ参考にしてください。
女性の服装でパンツスーツは略喪服(平服)になります。そのため急な訃報でお通夜に参列するとき、ご遺族から「平服でお越しください。」と案内されたとき、七回忌以降の法要のときならマナー違反になりません。
とはいえパンツスーツが喪服の代わりにならないので、三回忌までの服装で一般参列者が着用できる準喪服(光沢感のない黒無地のワンピースにアンサンブル)を用意しましょう。
喪服は人によって着る機会が少ないため、実店舗で買うよりもレンタルした方がお得になる場合が多く利用する女性が増えています。
ぜひ参考にしてください。