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公開日:2023/07/14最終更新日:2023/07/14 礼服にベント(切れ込み)はマナー違反ではない3つの理由

冠婚葬祭のフォーマルなシーンでは着用する礼服は、ベント(切れ込み)があるスーツはふさわしくないという声をよく聞きますが実際どうなのでしょうか?

昔は運動を伴わない礼服においてはノーベントが適切だという考えでしたが、いまはスーツの背中やサイドにベント(切れ込み)が入っていても問題ありません。

そのため、動きやすくスタイリッシュに見えるベント(切れ込み)のあるジャケットを着用する男性が増えています。

こちらの記事では、礼服にベント(切れ込み)はマナー違反ではない3つの理由について解説します。

礼服にベント(切れ込み)はマナー違反ではない理由

フォーマルなシーンでは着心地は重視されないため、あえてスーツのジャケットにベント(切れ込み)を付ける必要がありません。

そのため結婚式、葬儀の服装でベントの入った礼服を着ていくことはマナー違反ではありません。

  • 間違った葬儀のマナー
  • 礼服はスーツに近づいている
  • イギリス王室の葬儀、ベントの入った礼服で参列

ぜひ参考にしてください。

間違った葬儀のマナー

いまのスーツの原型となるラウンジスーツが1820年ごろ市民権を得たスコットランドの労働者の間でラウンジで、くつろぐ服として誕生しました。

当時は作りも粗くて雑だったため機能性のないノーベントのスーツでした。

その後、乗馬するときにセンターベント(背中の切れ込み)が作られたり、剣を取り出すためのサイドベンツ(両サイドにある切れ込み)が作られたと言われています。

歴史とともにスーツは、機能性が改善されているのです。

両サイドや背中に切れ目のないノーベントのスーツは、その見た目からフォーマルなシーンにふさわしいと思いがちですがあえて礼服のジャケットはノーベントという決まりはありません。

40代以上の男性が着用する礼服、ダブルのスーツでかたちはBOX型。こんなジャケットをイメージしているならノーベントですが。

「着心地がいいか?」「型が古臭くないか?」「カッコ悪くないか?」など機能性や見た目の印象を大切にするなら礼服にベント(切れ込み)があった方がよいと思います。

礼服はスーツに近づいている

最近の礼服事情からベントの有無についてチェックしました。

当店、礼服レンタル相羽のスタッフがスーツ量販店のAOKIの礼服の型を調査しました。

AOKIの店舗の内どこを探しても40代以上の男性がイメージするようなダブルのスーツでかたちはBOX型、ノーベントこんなジャケットが見当たりませんでした。

最近の礼服のジャケットはスーツに近づいてきている。背中にベント(切れ込み)があるスタイリッシュに見えるジャケットが主流でした。

生地は薄くなりガッチリした感じもありません。

もちろん、ビジネススーツの黒とは違い濃染加工をした濃い黒色をしていますが以前よりも薄くなっている気がします。

アパレル業界20年以上、礼服ビジネスをしているため礼服の色以外は、黒のスーツと同じと言っても過言ではないことはわかってはいたことですが、より感じることができました。

いまは礼服のジャケットには背中にベント(切れ込み)がありシングルが主流となっています。

イギリス王室の葬儀、ベントの入った礼服で参列

フォーマルな服装にしきたりやマナーを大切にするイギリス王室の葬儀の様子を確認しました。

Twitterでイギリスの国葬と検索してみました。

こちらがイギリスの国葬で検索したツイートです。画像ではわかりにくいのですが、エリザベス女王国葬に参列した方たちはサイドベントのジャケットを着用しています。

後ろ姿をすっきりと見せることができるセンターベントのジャケットやエレガントな着こなしになるサイドベントのジャケットをイギリス王室の国葬レベルでイギリス王室の人達が着用していることを考えたら礼服にベント(切れ込み)はマナー違反ではないと言えますね。

切れ目のないノーベントもあり

センターベント、サイドベンツ、フックベント等、スーツのジャケットに切れ込みがあると多少華やかな印象になってしまいます。

また日本ではフォーマルなシーンでは着心地は重視されないこと。昔ながらの礼服を好まれる男性も少なくありません。

年配の男性はスタイリッシュな礼服に抵抗を感じる方もいるでしょう。

黒色の濃さやかたちなどお客さんの関心や重要性が薄れており、礼服にスーツは近づいているものの切れ目のないノーベントも問題ありません。

参列する立場や格式、参列する人の服装や会場の雰囲気に合わせてジャケットのかたちを選びましょう。

まとめ

今回は、冠婚葬祭用の礼服のかたちベント(切れ込み)についてご紹介いたしました。

フォーマルなシーンでは着心地は重視されないため、あえてスーツのジャケットにベント(切れ込み)を付ける必要がないだけです。

そのため結婚式、葬儀の服装でベントの入った礼服を着ていくことはマナー違反ではありません。

間違った葬儀の服装マナーで失礼にならないように注意しましょう。