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公開日:2023/12/23最終更新日:2023/12/23 礼服と喪服は同じなの?それぞれの特徴から違いを解説!

冠婚葬祭では、フォーマルな装いをする必要があり礼服や喪服を着用します。

「急な葬儀やご法要に呼ばれたときに、礼服として買ったものを着用してもいいの?」

「結婚式などのお祝いごとや大切な日に、喪服として買ったものを着用してもいいの?」

人によっては数年に1度しか必要としないので、家にある礼服もしくは喪服で代用できるのか悩む方も多いですよね。

こちらの記事では、礼服と喪服の違いから冠婚葬祭にお呼ばれしたときの服装について確認することができます。結婚式、葬儀の服装について基本的な部分を解説していこうと思います。

礼服と喪服は同じなの?

実は礼服と喪服のジャケットやズボンには。明確な違いはなく同じものと考えても問題ありません。

結婚式では礼服、お葬式では喪服を着ると言いますが、どちらも同じものでかまいません。

一般的に結婚式では礼服、お葬式では喪服を着ると言います。

冠婚葬祭で着用する服装のフォーマルウェアの中で、着用するシーンによって呼び方が違うだけです。

冠婚葬祭のマナー

冠婚葬祭には、それぞれのシーンにあった服装をする必要があります。

結婚式や葬儀以外にもいろんなシーンで礼服・喪服を着用する必要があります。

以下に日本の冠婚葬祭の主な行事をまとめました。

「冠」:七五三、入学祝い・卒業祝い、成人式、就職祝いなど

「婚」:お見合い、婚約、結納、披露宴など

「葬」:お通夜、お葬式、四十九日、一周忌など

「祭」:お盆、正月、お歳暮、節分、七夕など

昔は子供の成長をお祝いしたり家族に不幸があった時には、それぞれの立場や格式にあった服装をしていましたが最近は冠婚葬祭の服装は簡略化されつつあります。

礼服・喪服も準礼装・略礼装と言われているブラックスーツでスタイリッシュなかたちを選ぶ方が増えています。

結婚式では礼服、お葬式では喪服を着ると言いますが、どちらも同じものでかまいませんのでコーディネイトを変えてそれぞれの着用シーンにふさわしい服装をするように心がけましょう。どちらの服装も大切な日に、相手を思いやる気持ちを服装で表現する意味があるので「ジャケットのサイズが合っていない」「ズボンをずらして穿く」「ネクタイがゆるい」などだらしなく見えてしまわないように注意してください。

礼服の服装マナー

礼服は、主に婚約、結納、披露宴などにのおめでたい席で着用します。

白無地で一般的なレギュラーカラーのワイシャツがおすすめです。友人の結婚式に一般参列者として招待された場合など格式の高い結婚式でなければ、パステルカラーのワイシャツも問題ないでしょう。パステルカラーのワイシャツが目立つためネクタイを同系色に合わせたり工夫すると少し落ち着いた雰囲気になります。

結婚式では、白いネクタイがフォーマルとされていますが最近はシルバーのネクタイをしめる方も増えています。

シルバーは、世界共通のフォーマルカラーなので問題ありません。シルバーのストライプ柄のネクタイなら華やかな印象になるのでおすすめです。

グレーやシルバーのフォーマルベストを着用すると、華やかな印象になります。ベストを着用すると胸元のVゾーンが立体感が出て男らしく見えるだけでなく視線が上に集まるため足長効果も期待できます。視覚効果でどこか落ち着きも感じられ大人の魅力を上げることができるアイテムのひとつです。

礼服と喪服は、同じジャケットとズボンですがネクタイの色や柄を変えたりベストを着用してスリーピーススタイルにするだけで簡単にスタイルをアレンジできるのでぜひ試してください。

ネクタイピンやカフスボタンなど見た目が華やかになる装飾品はある程度OKです。またポケットチーフを胸元に挿すだけできちんとした印象になります。

シルク素材よりも光沢が控えめな、リネン(麻)素材のポケットチーフがフォーマルとされています。

喪服の服装マナー

喪服は、お通夜、お葬式など不幸があったときや四十九日、一周忌など法要に参列するときに着用します。

礼服と同様に白無地で一般的なレギュラーカラーのワイシャツがベストです。

葬儀の服装として襟の部分までこだわることをおすすめします。襟のかたちは、一般的なレギュラーカラーがフォーマルです。ネクタイを必要としない襟部分がボタンダウンのワイシャツはカジュアルに見えてしまうので避けましょう。

お葬式ではネクタイは黒を締めていきましょう。白やグレーのネクタイは、ふさわしくありません。

お通夜やお葬式では、光物の装飾は悪目立ちするので極力避けましょう。

喪服は、お通夜やお葬式以外で着用したら失礼?

一般的に「喪服は礼服の中の一種」で間違いないので結婚式などのお祝い事に着用するのは失礼ではないかと考える方が多いです。

昔の喪服は、ダブルのジャケットで肩パッドが入ってBOX型。ツヤのない漆黒が一般的でした。そのため喪服は、明らかに礼服やビジネススーツとは違う形や色から弔事以外に着用しない方が多かったのです。

いまの喪服は、スタイリッシュなかたちになっており服装マナーを押さえてワイシャツやネクタイ・小物を変えるだけでよいとされています。

礼服・喪服は、ブラックスーツが一般的に

礼服・喪服は、立場によって「正礼装」「準礼装」「略礼装」と服装の格式が変わります。

先ほどもお伝えしたように、最近は冠婚葬祭の服装は簡略化されつつあるので一般の参列者なら「準礼装」「略礼装」のブラックスーツを着用する方が増えています。

ビジネスで着るブラックスーツとは色味や光沢の違いがあることと、素材も異なるため注意してください。

ビジネスのブラックスーツはNG?

礼服も喪服は、形はビジネスで着るブラックスーツと同じなので冠婚葬祭にビジネス用のブラックスーツを着用したいところですが、、、

ビジネス用のブラックスーツにはツヤがあり、少し明るい印象に見えます。

また素材や生地にこだわっていない安価なビジネス用のブラックスーツの場合、着心地だけでなく質感も落ちてしまいます。

そのため冠婚葬祭では、ビジネス用のブラックスーツを着用するべきではありません。

礼服・喪服は、オフスケール・濃染加工された黒色のスーツなので、参列したら色の違いでフォーマルな服装ではないとすぐにわかってしまいます。

また素材や生地の質感からも触るだけで違いわかるので、急な訃報の場合でも必ず喪服を着用するようにしましょう。

冠婚葬祭の大切な日は、国内アパレルブランドや世界のハイブランドが注目する尾州生地で仕立てられたスーツがおすすめです。

汎用性の高いブラックスーツを用意しよう

結婚式では礼服、お葬式では喪服を着ると言いますが、ジャケット・ズボンのかたちや色合いに違いはありません。

そのため結婚式にもお葬式にも着用できる汎用性の高いブラックスーツを一着用意しておくと安心です。

それぞれ着用するシーンの服装マナーに合わせてワイシャツとネクタイをコーディネイトするだけでOKです。

結婚式では、ブラックスーツにフォーマルベストを着用したり、装飾品やポケットチーフを身につけるだけで華やかな印象に。

お通夜やお葬式では、ブラックスーツに白無地のワイシャツと黒いネクタイを身につけるでフォーマルな印象に。

紳士服量販店なら汎用性の高いブラックスーツが5万円前後で用意することができるでしょう。必要に応じてネクタイや小物は知人に借りることで出費を抑えることも可能です。

最近は礼服・喪服は、数年に一度ほどしか必要としないことからレンタルする方も増えています。小物含むすべてをレンタルしても1万円以下でサービスを利用出来る店舗が増えてきました。

当店、礼服・喪服レンタルの相羽では、標準セット5,300円。フルセットが6,300円でご利用できます。

メンズオールシーズン礼服を尾州生地で仕立てた商品に一部リニューアルしています。ぜひご利用ください。