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冠婚葬祭では喪服を着用しますが、数年に1度ほどしか必要としないこともあり母親や親せき・知人などから喪服をもらうことあります。また何年も前に購入した喪服を着用することもあるでしょう。
そのようなときに特に気をつけたいポイントがスカートの丈の長さです。いまあるスカートの丈を裾直しするべきか考える必要があります。
参列する立場から、「くるぶし丈のスカートは長すぎる。」
葬儀では肌の露出はなるべく控えた方がいいので、「あと数cmだけ長ければよかった。」など。。。
女性が喪服をもらった時に一番困るのが、ワンピースのスカート丈の長さが合わないことです。
そこで今回は、もらった喪服のスカートの丈が体型に合わなかったときの裾直しの方法とお直しにかかる費用についてご紹介します。
母親や親せき・知人などから喪服をもらうとイメージしていたスカートの丈と違うことがあり、すぐにでも裾直ししたいと思いがちですが。。。
スカートの丈の長さは、喪服の格式によっても変わってくるので確認しておきましょう。
一般的にはこのように格式によって服装に違いがありますが、喪主や遺族が準喪服を着用する方も増えてきました。また準喪服が兼用できるかたちになってきたため三回忌以降の法事でも準喪服を着用する方もいます。
弔事では、フォーマルな装いが求められるので略喪服であるダーク系のワンピースよりも準喪服の一般的な喪服の方が無難と考える方も増えています。
このことから女性が葬儀に参列する時の服装は、一般的に準喪服であれば問題ありません。
次に女性の準喪服は、どんな服なのか確認していきましょう。
女性の場合は、光沢のない黒無地のワンピース、アンサンブル、スーツが基本です。最近では、正喪服と準喪服の違いはなくほぼ同じです。
インナー、バッグ、靴、ストッキングは、黒でまとめるのが基本です。
喪服のスカートの丈にも格式があります。
昔はスカートの丈は、正喪服ならくるぶし丈。準喪服と略喪服はひざ下5cm以上からふくらはぎあたりまでが望ましいと言われていました。
最近は、喪主や遺族であってもくるぶしまであるロング丈の喪服を着用する方が減っています。
母親や親せき・知人などからもらった喪服のスカートの丈がくるぶしまであるようなら丈直しは控えた方がいいかもしれません。
お通夜やお葬式などの葬儀では、僧侶の読経をきいたり会食の時には、椅子に座ったり正座をするのでひざがでない丈の長さにするのがポイントです。
またお焼香をするときやほかの参列者とあいさつをかわす時には、席から立つので肌の露出を控える丈の長さにする。
そのため喪服のスカートの丈はひざが隠れ、ふくらはぎ程度の長さがよいでしょう。
ある程度、喪服にも流行りがあり10年前と今とでは全く別物といっても過言ではありません。
とはいえ地域によっては昔からのしきたりを大切にすることもありますので、葬儀に参列する前にスカートの丈について確認しておくと安心です。
地域の風習やしきたりは、その地域に住む年配の方もしくは葬儀会場のスタッフに聞いてみるとスカートはロング丈の方がいいのか。ひざが隠れ、ふくらはぎ程度の長さがよいかわかります。
年齢が若い方の中には喪服を着用する時もおしゃれをしなければいけないと考える方もいますが、葬儀では目立たず控えめな服装をすることが大切です。
派手で華やかな印象を与えるようなミニスカートにならないように注意が必要です。
年齢が若い方だからこそ、まわりの参列者と比べて服装の違いで目立つことがないようにスカートの丈にも十分配慮しましょう。
喪服の相場は、5万円前後かかり小物一式まで揃えると10万円以上かかることもあります。
そのためいまある喪服のスカートの丈が直したいと考える方も多くいます。
喪服のスカートの丈を直したい時の対処法についてご紹介します。
喪服は、身だしなみや見た目も重要になりますので自分でスカートの丈つめを直すよりも洋服のお直し専門店などに依頼するのが安心です。
母親や親せき・知人などから喪服をもらった方も、何年も前に購入した喪服を着用する予定の方も、購入したお店がわかるなら相談してみてください。
商品を持ち込みすることで当日対応してくれる場合もあります。
小さなお店の場合には、スタッフの数が足りずお直しまで数日かかってしまうので注意が必要です。
最近は、インターネットから洋服お直しのお店を見つけることもできます。
インターネットのお店を利用する時には、お直しにかかる費用、往復の送料は上限価格について確認しましょう。
急な訃報では葬儀までの日にちまで余裕がないことがあるので、商品を発送する前にかならずお直しにかかる日数も確認しましょう。
口コミや評判だけで判断することなく、アパレル業界に携わっている会社や紳士服量販店などその道のプロのお店にお任せすることをおすすめします。
葬儀で着用する喪服で特に気を付けたいポイントはスカートの丈です。
地域のしきたりによって多少違いはあるものの、喪服のスカートの丈はひざが隠れ、ふくらはぎ程度の長さにしたい。
丈の長さは問題がなくてもウエストのサイズ直しや横幅を直したい。
体型にあうようにお直しできれば、喪服を着た時のシルエットがきれいになるのでぜひ参考にしてください。
今持っている喪服のスカートの丈を直しにかかる費用について紹介します。
最近の喪服は、少し細身でシルエットがきれいなかたちが多いので横幅直しも相談してみるのもおすすめです。
スカートの丈が少し短くて肌の露出が気になる場合には、丈だしという方法(スカートの生地の裏側に同じような布地をつけ足して丈を少し長くする)で調整することができるのでお店の方に相談してみてはいかがでしょうか。
ただし丈だしという方法は、準喪服のひざが隠れ、ふくらはぎ程度から正喪服のくるぶしまでのロング丈にすることはできません。
喪服のスカートのお直しは、色々な手間がかかり葬儀まで間に合わないこともあります。
また喪服を新しく買うよりもコスパがよくおすすめではありますが、意外と洋服のお直しにかかる費用はかかります。
喪服の丈直しにかかる手間と費用を考えたら、レンタルするのもおすすめです。
最近は、スマホ1つさえあればすぐにサービスを利用できますのでとても便利です。商品を注文すれば自宅だけでなく葬儀会場まで発送してくれる喪服レンタルのお店もあります。
インターネットのお店は、サイズも豊富に揃っているのでいまの体型にあう喪服を用意することができます。
女性用の喪服のワンピース、アンサンブル、スーツと小物一式(ストッキング、シューズ、バッグ、アクセサリー)のフルセットレンタルも丈直し数点の費用くらいで利用できるお店もあります。
洋服のお直しにかかる手間や費用をかけたくない方はぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
今回は、「喪服のスカートの丈を直したい時の対処法」についてご紹介しました。
母親や親せき・知人などから喪服をもらうことありますし、また何年も前に購入した喪服を着用することもあるでしょう。
そんなとき実際に着用してみるとスカートの丈が合わない。。なんてことよくあります。
手間とお金がかかりますが、洋服のお直し専門店に持ち込み相談したり、インターネットのお店を利用すれば、その場にふさわしい服装で参列することが可能です。
急な葬儀ですぐに喪服を用意しなければいけないときには、喪服レンタルも検討しましょう。
お通夜やお葬式などの葬儀に参列する時は、スカートの丈の長さまで配慮して遺族やほかの参列者に失礼のないような装いを心がけましょう。