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結婚式は、髪型や服装だけでなく当日の立ち振る舞い方にもマナーがあります。
フォーマルなシーンでは、知らないと恥ずかしい想いをするので結婚式当日までにあいさつ・ご祝儀の渡し方・テーブルマナーなど確認しておくと安心です。
こちらの記事では、ゲストとして結婚式当日の立ち振る舞い方について解説します。
ゲストの人となり(人柄や性格)は、新郎新婦を表すとも言われています。
そのため、ゲストの結婚式当日の立ち振る舞い方に気をつける必要があります。
新郎新婦にとって、結婚式は大切な日なのでゲストの言動や行動で不快な想いをさせないようにしましょう。
結婚式にお呼ばれしたゲストは、大人としてのマナーを守ることことが大切です。
結婚式は、フォーマルなシーンになるので遅刻は避けなければいけません。
新郎新婦から数か月前にゲスト宛に招待状が送られており、受付時間・挙式の時間など周知されています。
ゲストは、その結婚式の招待状の内容を確認して返信ハガキを送っているはずなので遅刻するのは失礼にあたります。
そのため結婚式の受付時間の30分前には会場に着くようにしましょう。
受付を早めに済ませておけば、髪型や服装の身だしなみを整えたりすることが出来ます。
結婚式は遅刻しないのがマナーですが、仕事の都合・天候による公共交通機関の乱れ・子供の体調不良などでどうしても遅れてしまうことがあります。
遅刻してしまう時のマナーとして、わかった時点で直接会場に連絡しましょう。
結婚式当日は、新郎新婦はお色直しや演出のスケジュール通り行動しているためとても忙しいため直接連絡しないのがマナーです。
同席する友人や会社の同僚に連絡しておけば、ゲストテーブルが空席であっても心配することがないので一報いれておくと安心です。
会場に着いたらすぐに入室することは避けて、必ず会場のスタッフに誘導してもらうようにしましょう。ゲストテーブルの席に座る前に、友人や知人に遅れてしまったことへのお詫びのひと言を伝えるのがマナーです。
結婚式や披露宴が途中から参加するかたちになったとしても、ご祝儀はきちんと渡すようにしましょう。
受付が片付けられた後は、受付係にご祝儀を渡すのは失礼になるだけでなくお金のトラブルにもなりかねません。
事前に遅刻するとわかっている場合は、現金書留で郵送しお詫びの手紙も添えます。当日何かしらの事情で遅れてしまった場合には、結婚式が終わった後にご両親に直接渡すのが安心です。
参考記事
どうしても結婚式に間に合わない!遅刻する時のマナーと対応方法について
当日のあいさつの仕方によって印象は大きく変わります。
結婚式や披露宴では、フォーマルな装いをすることは当然のことですがそれ以上に挨拶は大切です。
結婚式の招待する側にあたる新郎新婦の両親や親族にあったお会いした時には、「本日はおめでとうございます!」というお祝いの言葉を必ず添えましょう。
会話をする時は、明るい表情でハキハキとした返事を心がけるとよいでしょう。
ご祝儀は、袱紗(ふくさ)に包み持参します。
慶事用は、赤やオレンジなどの暖色系の色が適していると言われていますが、用意できない時は弔事で兼用できる紫でも構いません。
親族やゲストの中には、はだかのご祝儀は失礼だと考える方もいますので袱紗(ふくさ)が用意できない時は、白いフォーマルなハンカチで包むことで代用できます。
受付でご祝儀を渡す時には、受付係が対応しやすいように「新郎友人の〇〇です。」「新婦友人の〇〇です。」とどちら側のゲストであるか伝えると丁寧です。
それぞれの受付係の前にきた時点で、袱紗(ふくさ)を広げてご祝儀を出します。
袱紗(ふくさ)をきれいにたたんで礼服の内ポケットにしまってからご祝儀を渡します。袱紗(ふくさ)の上にご祝儀袋を置いて受付係に渡すかたちもスマートです。
受付係にご祝儀を渡したら芳名帳にご自分のお名前を記帳します。
最近は受付係とゲストの負担軽減を目的に、招待状の中に同封されていたゲストカードを渡すかたちやタブレット端末を使った認証など受付のスタイルが変わっています。
どのスタイルであっても他のゲストに対応してもらうのは失礼なので、注意が必要です。
文字は、上手い下手が重要ではありません。ゆっくりと丁寧に書くことを心がけることが大切です。
披露宴では、乾杯のあいさつが終わるとお食事が提供されます。
結婚式では、フランス料理が一般的ですのでテーブルマナーを押さえておくことが大切です。
テーブルに着席するときは、席に置かれているナプキンを膝の上に置きます。
コース料理の場合、料理が運ばれる順番に沿って外側のナイフやフォークを使います。
正しいナイフとフォークを選んで食べることと他のゲストと食べるペースを合わせることを意識するだけで
最近は、フランス料理でフォークやナイフを使うのが苦手な方のために箸を用意してくれる場合があるのでテーブルマナーに不安がある方は相談してみてください。
結婚式の服装は、礼服を着用しますがスーツの型と同じです。
昔のダブルでボックス型の礼服を着用する方は少ないです。
ただ礼服とスーツと黒色の濃さやツヤに違いがあるので注意が必要です。
カジュアルあるな結婚式でも濃染加工をした濃い黒の礼服を着用するようにしましょう。
ワイシャツは、白無地でレギュラーカラー。ネクタイは、白かシルバーがフォーマルです。内羽式のストレートチップの革靴を履きます。
先ほどもお伝えしたように、ゲストの人となり(人柄や性格)は、新郎新婦を表すとも言われています。礼服はジャストサイズを選び、ズボンは、しっかり腰骨の上まで上げて穿くなど身だしなみにも注意が必要です。
服装マナーを押さえながらカッコよく見せるには、グレーやシルバーのベストをコーディネイトしたスリーピーススタイルがおすすめです。礼服の生地の素材をこだわると上質感がアップするので検討してみてください。
参考記事
尾州のウール評判はどうなの?いま世界が注目する生地の魅力に迫ってみた!
結婚式の服装マナーは、昔ほど厳しくないためある程度自由度の高い服装をすることができます。
結婚式は新郎新婦が主役になるためゲストが目立つ服装をしてはいけません。
例えば「白い服」は、新郎のタキシードや新婦の純白のドレスと色が被ってしまうのでNGです。また、黒いネクタイはお葬式をイメージするので避けた方がいいでしょう。結婚式では、ある程度華やかな服装をしてもよいですが個性的で目立つ装飾品もおすすめしません。
自己主張の強い服装は、ふさわしくないと感じる方が多いので注意しましょう。
また、礼服はジャストサイズを選ばないとだらしなく見えてしまいます。紳士服専門店で試着してから買うか、サイズを豊富に取り揃えている礼服レンタルのお店を検討しましょう。
今回は、「結婚式当日の立ち振る舞い」について紹介しました。
結婚式では当日の振る舞いが新郎新婦の人となりを表す鏡ともい言われているので、あいさつの仕方、ご祝儀の渡し方、テーブルマナーなど常識のある行動を心がけたいですね。
また結婚式のスタイルが変わりつつありますが、服装マナーを押さえることはとても大切です。
一つ一つの行動を意識するだけで、新郎新婦や親族にお祝いの気持ちとして伝わるのではないかと思います。
ぜひ参考にしてください。