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公開日:2025/10/16最終更新日:2025/10/17 お客様の声から生まれた“第二の礼服”とは?尾州生地×職人技で実現した理想の着心地

「もう少し着やすい礼服があればいいのに」――そんなお客様の声から、“第二の礼服”の開発はスタートしました。

使用しているのは、日本有数の織物産地・尾州(びしゅう)で織り上げられた生地。しなやかな質感と落ち着いた黒の深みが特長です。

相羽ではこの素材をもとに、職人と共に何度も試作を重ね、動きやすさと上品さを両立させました。

レンタルでも「これでいいか」ではなく、「これがいい」と思えるような着心地を目指した、“第二の礼服”誕生までの物語をお伝えします。

お客様の声から生まれた“第二の礼服”プロジェクト秘話

尾州の生地

「着心地の良い礼服がほしい」という声をきっかけに始まった、“第二の礼服”プロジェクト。その裏には、素材へのこだわりと、職人たちの丁寧なものづくりがありました。

相羽では、尾州(びしゅう)生地の持つ上質な風合いを生かしながら、レンタルでも安心して着られる快適な一着を目指して改良を重ねています。

ここでは、“第二の礼服”がどのように誕生したのかを、開発の過程やお客様の声とともにご紹介します。

  • ① “第二の礼服”が生まれた背景
  • ② 一日中着ても疲れない着心地を求めて
  • ③ 尾州生地が選ばれた理由と開発ストーリー
  • ④ 喪主の声が生んだ「控えめな品格」
  • ⑤ “借り物”を超えるフィット感への挑戦
  • ⑥ 職人とお客様、二つの想いが紡ぐ一着

それでは、“第二の礼服”が形になるまでの物語を、順を追って見ていきましょう。

① “第二の礼服”が生まれた背景

相羽の尾州の生地 画像

「葬儀や法要のときに着る礼服を、もっと自分らしく、心地よく着たい」――そんなお客様の声から、“第二の礼服”プロジェクトは始まりました。

礼服は多くの人にとって、特別な日のための一着です。けれども実際に着る機会は限られており、「サイズが合わない」「動きづらい」「肩がこる」といったお悩みが多く寄せられていました。

相羽では、そうしたお客様の率直な声を大切にしています。2023年以降に実施したアンケートでも、「長時間着ても疲れにくいスーツがほしい」「見た目は上品で、軽いものが理想」といった声が特に多く寄せられました。

その声をもとに、職人やデザイナー、そして実際に喪服を着用するお客様も交えて開発がスタート。名前の通り「もう一度着たくなる、第二の礼服」を目指し、細部にわたって改良を重ねました。

開発のなかで最も重視したのは、「礼を失わずに、快適であること」。伝統的なフォーマルの形を守りながら、現代の体型や生活に合う柔軟なデザインを追求しました。

“第二の礼服”の根底には、「良い服とは何か」を見つめ続けてきた相羽の想いがあります。創業者はかつて、「レンタルだからといって妥協したくない」と語りました。レンタルでも、“これでいいか”ではなく、“これがいい”と思える礼服を届けたい――その想いが、このプロジェクトの原点です。

相羽のブランドストーリーについては、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。

お礼の手紙を読みながら社員全員が笑顔で喜ぶ、礼服レンタル会社の感動的なオフィスシーンのイラスト

👉 服好きの情熱から生まれた礼服ブランド|相羽のはじまり

筆者も、“第二の礼服”という発想にはとても温かさを感じます。
厳粛な場であっても、自分に合った服を選べることで少し心が落ち着く。
そんな利用者の気持ちに寄り添う姿勢が、相羽らしさだと思います。

③ 尾州生地が選ばれた理由と開発ストーリー

尾州(びしゅう)マーク

“第二の礼服”を語るうえで欠かせないのが、日本有数の織物産地・尾州(びしゅう)です。

愛知県一宮市を中心とする尾州地域は、100年以上にわたってウールや綿の高品質な生地を織り続けてきました。長い歴史と確かな技術力から、国内外の多くのブランドに選ばれてきた地域でもあります。

開発チームが尾州の素材に注目した理由は明確でした。「長時間着ても疲れにくく、見た目にも上質さが感じられる」――この2つを両立できるのが尾州の生地だったのです。

尾州のウール生地は、繊維が細かく密に織られており、軽やかさと深みのある黒を両立しています。光を受けたときに自然な陰影を生み出すその質感は、厳粛な場にもふさわしい落ち着きを感じさせます。

今回採用されたのは、尾州の織元と相羽が共同で開発した特注のウール生地です。

また、尾州の自然環境もこの品質を支えています。冬は乾燥し、夏は湿度が高いという気候が繊維に適度な水分を与え、柔らかくもしっかりとした風合いを育てるのです。職人の手仕事と自然条件が重なり合うことで、尾州ならではの独特な質感が生まれます。

開発担当者は、尾州の工場へ何度も足を運び、織機の動きや染色の過程を現地で確認しました。「人の想いを大切にするものづくり」という価値観を共有する尾州の職人たちとの対話から、“第二の礼服”の素材づくりが始まったのです。

尾州生地の品質や歴史について詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひご覧ください。

👉 尾州(びしゅう)生地の魅力と品質|日本が誇るテキスタイル産地

“第二の礼服”は、見た目の美しさだけではなく、着る人の快適さや安心感を支えるために生まれました。尾州の伝統と、相羽の「使う人の一日に寄り添う」という想いが、ここでひとつにつながっています。

筆者も実際にこの生地に触れた際、手にやわらかく馴染む感触に印象を受けました。自然な弾力としっとりとした質感があり、長年培われた職人の技術を感じさせます。

④ 喪主の声が生んだ「控えめな品格」

“第二の礼服”のもう一つの核心テーマが、「控えめな品格」でした。

開発の初期段階で、喪主として葬儀を執り行ったお客様から寄せられた言葉があります。
「主催者として礼を尽くしたい。でも、華美ではなく、深みのある黒で気持ちを表したい。」
この言葉が、デザインコンセプトを大きく変えるきっかけとなりました。

 

従来の礼服は、黒の濃さや光沢感を重視する傾向がありました。しかし、“第二の礼服”では、あえてその逆を選びました。

派手な光沢を抑え、光の加減によってさりげなく表情を変える深みのある黒を追求。これは、尾州生地ならではの高密度な織りと、繊維表面の微細な毛羽立ちによって生まれる自然なマット感によるものです。

 

喪主という立場では、華やかさよりも誠実さや落ち着きが求められます。相羽ではこの考えを「装いの中の控えめな美しさ」と呼び、フォーマルウェアの中に自然な品格を表現することを大切にしています。

また、この「控えめな品格」は素材の色だけでなく、シルエットにも表れています。身体のラインを拾いすぎない柔らかなカッティングで、立ち姿をすっきりと見せながら、着る人の動きにも無理がありません。喪主としての節度を保ちながらも、安心感を感じられるデザインです。

アパレル業界20年以上のキャリアのあるスタッフたちが集まった商品開発の打ち合わせでは。「礼服は、悲しみを表す服ではなく、故人への感謝を伝える服だと考えている。」「目立つよりも、気持ちをそっと支える存在でありたいと思う。」このような意見が寄せられました。

試着会では「派手さがなく落ち着いて見える」「黒の深みが自然で上品」といった声を多くいただきました。

相羽の喪服のイメージ画像

控えめでありながらも、しっかりとした印象を与える。それが、“第二の礼服”が大切にしている美しさです。

⑤ “借り物”を超えるフィット感への挑戦

レンタル礼服でよく聞かれるお悩みの一つが、「サイズが合いにくい」「肩や腕が動かしづらい」といった着心地の問題です。

急なご葬儀などで礼服を用意する際、「なんとなく肩が合っていない」「パンツの丈が少し短い」と感じた経験をお持ちの方も多いかもしれません。

パンツの丈が少し短い写真

フォーマルな場では、ほんの少しの違和感が気になることもあります。

相羽の開発チームでは、こうした声をもとに「レンタルでも、自分に合った一着を着ていただきたい」という想いから改良を重ねてきました。その中で重要な役割を果たしたのが、独自に蓄積した採寸データを活用した“体型補正設計”です。

紳士礼服サイズ表(目安)

相羽の開発チームでは、「レンタルでも自分に合った一着を着ていただきたい」という想いから、着心地の改良を続けてきました。

そのなかで大切にしたのは、“難しくしないこと”。礼服をレンタルする際に「どのサイズを選べばいいのか分からない」という声が多かったため、相羽では、できるだけ分かりやすく選べる仕組みを整えました。

参考記事:自分のサイズを調べる方法

現在、相羽のメンズ礼服は、身長とウエストの数値から最適なサイズを確認できるようになっています。体型の特徴に合わせて細かく調整されたサイズ設計のため、無理のない着心地を感じていただけます。

また、肩や袖のライン、腰回りのゆとりなども見直し、動きやすさとシルエットの美しさを両立。フォーマルな場にふさわしい印象を保ちながらも、長時間の着用でも疲れにくいよう工夫されています。

「レンタルだから仕方ない」と思っていた方にも、安心して選んでいただけるように。相羽では、誰にとってもわかりやすく、心地よく着られる礼服づくりを目指しています。

 

⑥ 職人とお客様、二つの想いが紡ぐ一着

尾州の生地ならではの品質の高さと、軽さ・やわらかさ・なめらかさ。そして、豊富な柄のバリエーションや丈夫さも魅力のひとつです。実際に手に取ると、生地のしなやかさや風合いの違いをすぐに感じていただけます。

この生地を活かすために、相羽の職人たちは一着ずつ丁寧に仕立てを整えています。体に自然に馴染むシルエットと、長時間着ても疲れにくい軽やかさを両立させる工夫が込められています。

相羽では、そんな尾州の生地を使った礼服やスーツを取り扱っています。上質でありながら日常に寄り添う一着として、安心してお選びいただけるよう、これからも品質にこだわり続けていきます。

まとめ|お客様の声から生まれた“第二の礼服”

“第二の礼服” 開発のポイント
① “第二の礼服”が生まれた背景
② 一日中着ても疲れない着心地を求めて
③ 尾州生地が選ばれた理由と開発ストーリー
④ 喪主の声が生んだ「控えめな品格」
⑤ “借り物”を超えるフィット感への挑戦
⑥ 職人とお客様、二つの想いが紡ぐ一着

“第二の礼服”は、相羽がこれまで積み重ねてきた職人の技と、お客様から寄せられた声をもとに生まれた新しい礼服です。

長時間の着用でも疲れにくく、控えめでありながら上品に見える黒の色合い。そして、レンタルであっても自分に合った着心地を感じられるよう、細部まで丁寧に仕立てられています。

尾州(びしゅう)生地のやわらかな質感と、職人たちの確かな手仕事が合わさることで、落ち着いた品の良さが感じられる一着となりました。

相羽ではこれからも、「心に寄り添う礼服」をテーマに、お客様の声に耳を傾けながら、より快適で安心して着られるフォーマルを提案していきます。