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12月3 8月6 7月21 6月296月になり、暑い季節がスタートしました。ここから数か月間暑いと思うと、嫌になります。そんな暑い季節の礼服・喪服、皆さんどうしていますか?ただでさえ暑く、半袖すら着たくないのに、ワイシャツに礼服・喪服、そして、ネクタイ…暑くて我慢できません!!これでは、結婚を祝うことも、ご冥福を祈ることもできません!!
そんな時に役に立つのが、夏物の礼服・喪服です。
では、夏用の礼服・喪服はどのようなものなのでしょうか?
夏物生地の特徴
生地の特徴は簡単に言うと、透けるぐらい薄いということです。下の写真を見てください。
左側はオールシーズン物、右側は夏物です。同じ場所で、同じ明かりで撮っています。オールシーズンは光を通しませんが、夏物はスケスケです。裏地に関しても、夏物はメッシュ素材であり、体温を逃がす仕組みになっています。
では、生地に使われている、素材のバランスはと言いますと、
オールシーズン⇒ウール99.9%、ポリエステル0.1%
夏物 ⇒ ウール85% ポリエステル15%
となっています。あくまでも当店、礼服レンタルの相羽でレンタルしている礼服・喪服の素材のバランスですので、メーカーによって違いますが、特徴的なのはポリエステルの分量が多いことです。生地密度を極限まで薄くするので、オールシーズンの配合では製品になりません。ポリエステルを多くし生地を強くすることで、薄さと涼しさを表現できるのです。真夏にオールシーズンと夏物で着比べると、夏物の方が2度ほど涼しいらしいです。これは私聞いたことがある程度のお話ですので、確かではありませんが。
このように夏に活躍する夏用ですが、マイナス面もあります。それは、オールシーズン物と比べ黒が薄くなることです。ポリエステルを多く使っている分、染まりにくさがあり、生地密度が薄い分、黒が薄くなります。一般的に、礼服・喪服は黒が濃ければ濃い方が良いと言われます。黒の濃さを重視される方は、夏でもオールシーズン物の着用をおすすめします。
夏物礼服・喪服はいつから着るの?
一般的な衣替えの季節は6月1日と10月1日ですが、当店調べでは、下の表に記載したようになっています。
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
オール | 100% | 100% | 100% | 95% | 70% | 20% | 10% | 10% | 10% | 50% | 100% | 100% |
夏物 | 0% | 0% | 0% | 5% | 30% | 80% | 90% | 90% | 90% | 50% | 0% | 0% |
いつから夏物を着るのが正しいかは分かりませんが、だいたい、この様な比率です。私のおすすめは、10月~4月はオールシーズン物、5月~9月は夏物です。洋服は季節を表現するものと考えていますので、この様になります。着ている本人が暑い寒いは関係なく、周りからの見え方も考えるといいかも知れません。
ちなみに、礼服・喪服で冬物はあまり見たことがありません。冬物として売り出しているもののほとんどが、オールシーズン物です。
暑い季節には、夏物がおすすめです。実は、「夏物は着る季節が短いので持っていない」という方も多くいらっしゃいます。そんな方は、一度、当店でレンタルしてください。薄くて、軽くて、涼しい。快適です。