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12月3 8月6 7月21 6月29題名を見て、「礼服と喪服は同じだから、そんなことはないでしょ!」と思った方もいると思います。私も散々、礼服と喪服は同じと言ってきましたが、実はお葬式で使えない礼服があるんです。もしかしたら、自分の持っている礼服はNGかもしれないと心配になった方、最後まで読んでください。
そもそも喪服とは?
ご存知のように、お葬式には喪服を着ます。その喪服とは、簡単に言うと、黒無地スーツ、ブラックフォーマルです。黒無地スーツと言っても、ビジネススーツの黒とは色合いが異なりますので、別物になりますが、形はビジネススーツと同じです。一般的にフォーマルの場面での結婚式、お葬式で着用します。結婚式で使うときには礼服、お葬式で使うときには喪服と言い換えています。
生地で決まる、お葬式NG礼服
お葬式NGの礼服は生地で決まります。どのような生地がふさわしくないかというと、それは、光沢のある高級生地です。高級な生地というものは、細い原毛を使用し生地本来の光沢が出るように作られます。ジャケットの内側にSUPER100やSUPER120などの数字が書いてあるものがありますが、それが原毛の細さの表示です。数字が大きくなれば、なるほど糸が細いということになります。細い糸を使った生地は、ポリエステルなどの化学繊維と全く異なる、高級で柔らかな光沢がでます。海外の有名生地メーカーである、ロロピアーナ、エルメネジルドゼニア、カノニコなどの生地は特に光沢感が強いです。このような有名メーカーの生地を使った礼服は、おおよそ10万以上の価格です。
では、なぜ、光沢のある高級生地がNGかというと、お祝いのように見えるからです。お葬式の基本的なことで、派手な化粧をしない、派手なアクセサリーははずす、など地味にするのがマナーですので、光沢のある高級生地はやはりNGですね。逆に結婚式なら、そういったもののほうが、お祝いの感じが出て良いのではないでしょうか。
礼服は高級ならいいというわけではありません。どのように使うかによって選ぶ基準が違ってきます。マナー基本を考慮しながら選ぶのがいいと思います。