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礼服や喪服はフォーマルなものですから、安いものを購入してしまうならば、あとあと後悔してしまうことがあります。しかし、せっかく高い礼服や喪服を買っても、それを着る機会がないなら、せっかくの良い礼服が宝の持ち腐れとなってしまいます。なぜなら、礼服や喪服は、普段のビジネスシーンで着用することが出来ませんし、普段着にももちろん使用することが出来ません。
そのようなリスクを考えると、礼服を買うのを躊躇してしまう事もあるでしょう。確かに礼服や喪服を着る機会は、自分で選ぶことが出来ません。むしろ、その機会があった時には必ず礼服を着なくてはいけないと言う、先が読みにくい決定となります。
このように礼服や喪服を買う事を躊躇している方に朗報があります。それは礼服や喪服をレンタルすることが出来ると言う事です。兵庫県にお住まいの方なら、数多くの葬儀屋や貸し服店で借りることが出来ます。または兵庫県の多くの方が、インターネットで礼服をレンタルして、とても便利だと感じておられます。
私の実家は兵庫県明石市です。大学生の時に上京してきて、東京近郊に住みはじめて、もう20年近くなります。今でも兵庫県には実家があるので帰ることがありますが、夫も子供もいますので、以前ほど帰省する事が少なりました。
そんな去年の事、恩師が亡くなったと言う訃報が入り、急に兵庫県明石市で葬儀に出席しなくてはいけなくなりました。急いでクローゼットに保管していた喪服を見てみました。そうすると大変な事が起こっていました。
まず最初の問題はサイズの問題です。以前着た時は、その喪服はぴったりだったのですが、今回試着してみるとサイズがきつくて入りません。がんばったらボタンは閉まりましたが、ボタンとボタンの間の隙間が空いてしまい、フォーマルな印象はなくなってしまいます。
その姿を主人に見せると、チャーシューのようだという暴言を浴びせてきました。言い返したい気持ちもありましたが、言い返している時間もありませんでしたし、主人の意見も、もっともでしたので黙っていました。この時点でこの喪服を着ていけない事は決まりました。
それ以外の問題は、喪服がかび臭くなっていたと言う事です。思い返してみるとこの喪服はかれこれ2年半は来ていませんでした。もちろんクローゼットにしまう前にクリーニングはしていましたが、2年半と言う期間は長く、臭いがついてしまいました。
この時に感じたのは、もし、サイズの点で問題がなかったとしても、このカビ臭い匂いがあったら、葬儀には着ていけなかったと言う事です。すぐに解決策を考えなくてはなりませんでした。
そんな時に夫が礼服をレンタルしたら?と言い出しました。私は買う事しか考えていませんでしたので、レンタルできるの?と聞き返すと、主人の友人が最近インターネットで礼服をレンタルしたとのことでした。
もし、礼服をこの際に新調しなくてはいけないとすると、予期していなかった出費になるので困るなと思っていました。ただでさえ兵庫県まで行かなくてはいけなかったからです。
急いでインターネットで礼服、レンタルと検索すると沢山のページが出てきました。礼服のレンタルだから、高いのかと思っていましたが、送料を含めても1万円以内の物が多数あり、これならレンタルする方が良いと思いました。
インターネットでの礼服レンタルをホームページで進めていくと、好きな所に郵送してくれるとのことでした。この時に私には良いアイデアが浮かびました。それはレンタルした礼服を兵庫県の実家に送ってもらい、実家でその礼服に着替えて葬儀に出かけると言う方法です。
私は東京から兵庫県まで新幹線で行こうと思っていましたが、もし礼服で行くとなると、礼服がしわになったり、肩が凝ってしまうのではと心配していました。また私は個人的に礼服で、電車に乗ったり、公共の場にいるのが好きでないと言うのもあります。
その理由は、自分自身も周りの人も、固い気分になってしまうからです。もちろん近郊の時は礼服を着て出かけますが、それ以外の時はそうしたくないという気持ちもありました。それで、礼服をレンタルして兵庫県の実家に送ってもらうのはとても良いアイデアだと感じました。
もし、自分の礼服を持っていたとしても、その礼服を東京から兵庫県まで運ぶのは面倒だと思います。新幹線に礼服を運んで行ってもスペースを取りますし、しわになったりする危険もありますから、礼服をレンタルして現地できると言うのは現代人が得ることが出来る便利なシステムだと思います。
実際に礼服のレンタルをインターネットでお願いすると、指定した日時に、きちんと届いていました。サイズ感が心配でしたが、借りる前にメジャーで計ってからサイズを決めて借りましたので、ぴったりサイズでした。
またデザインも、今風になっており、同級生が着てきた礼服と比べても見劣りしませんでした。私の場合は服だけでなく、靴も借りましたが、靴も大変綺麗で新品同様でした。
レンタルした礼服は実家から郵送で送り、身軽に帰ることが出来ました。礼服から着替えて、神戸の街を久し振りに歩くことが出来たのは良い思い出になり、これも礼服レンタルのシステムのお蔭だと感じました。もし礼服のままでしたら、学生時代の思い出の場所を歩こうと言う気持ちにはならなかったと思います。
今回このように礼服をレンタルして良かったと感じることが沢山ありましたのでまとめてみたいと思います。
もし礼服を新たに買い揃えるとなると、かなりの額がします。服に加えて、アクセサリー、靴などを合わせる必要があるからです。しかし、礼服をレンタルするとなる、新調する必要はありません。
私は成人式の振袖などは、レンタルしたほうがコストパフォーマンスが高いと思っていましたが、よく考えてみると、2年に一度くらいしか着ない礼服も借りたほうがコストパフォーマンスが高い事に気づきました。
冠婚葬祭が遠くだった場合には現地に送れるのが非常に便利
今回の私のように、東京から兵庫に移動して葬儀に出席する時などは、礼服を着ていくのも大変ですし、礼服を持参するのも大変です。そのような時に礼服を現地に送ってくれると言う礼服レンタルのシステムは非常に便利だと実感しました。
私の場合は実家にレンタルした礼服を郵送してもらいましたが、インターネットで調べてみると現地のホテルなどにも送ることが出来ると書かれていましたから、冠婚葬祭が行われる式場で着替えて、式に参加することも出来るようです。
私は兵庫から帰って来てクローゼットの整理をしました。主人の物も含めて、サイズが合わなかったり、デザインが古くなってしまっている礼服を処分しました。今までは礼服でかなりのスペースを占めていましたので、クローゼットが非常にすっきりしました。
また今考えると礼服のクリーニング代だけでもかなりかかっていたので、その費用もいらなくなり、良かったと感じています。礼服のレンタルが非常に便利だと言う事を実感しましたので、これからは当分礼服はレンタルで通していきたいと思います。