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急な訃報や、クリーニングが間に合わず、結婚式などの式典に出席するのに一苦労といったことはありませんか?冠婚葬祭は毎日あるわけでもないため、一度着用した礼服は、その都度クリーニングに出すのが常識です。
しかし礼服がクリーニングから戻ってこなければ、急な訃報などの時にはとても困りますよね?今回は山形県内で礼服がレンタルできる便利な貸衣装店を紹介します。礼服のマナーについても少し触れていますので、合わせてお読みくださいね。
礼服のマナーとは一体何なのでしょうか?特に若い人たちには、礼服のマナーはあまり浸透されていません。礼服=スーツではないのです。ここでは、礼服とスーツの違いから、どんな時に礼服を着て、どんな時にはスーツでもOKなのかという点について解説していきます。
礼服とは、「礼式・儀礼用の衣装」をさします。特別な儀式など専門に着用する衣服が「礼服」です。スーツは毎日の仕事で着る場合もあるため、「儀式など専門に着用する衣服=礼服」とはなりません。本来の定義からするとスーツは「礼服」とは認められないということです。
スーツは改まった場所で着用する正装です。学校の制服と同じ意味を持っています。このコラムでいう「スーツ」は会社などのビジネスシーンで着用する「制服としてのスーツ」です。カジュアルスーツなどは「おしゃれスーツ」とも呼ばれ、プライベートでもよく着用することがあると思いますが、カジュアルスーツを着て、会社には行かないですよね?
礼式や儀礼というのは神聖なものです。今ではカジュアルなスーツで参列することも多い結婚式ですが、本来は『礼服』を着て参列するのが一般常識でした。お通夜やお葬式なども神前の儀式にあたりますので、礼服を着るのが常識です。
最近の結婚式ではカジュアルなスーツを着て結婚式や披露宴に出席するのが当たり前になっています。
しかし、カジュアルスーツが許されるのは20代から30代前半までです。30代半ば頃からは、きちんとした礼服を購入して出席するのが常識です。周りの人達から見て、「あの人、いい歳してまだカジュアルスーツで結婚式に来てる」と言われかねません。ある程度社会の常識に乗っ取ってTPOで礼服を使うべきです。
礼服には大きく分けて3つの種類があります。ここでは礼服の種類について簡単に解説していきます。
男性の礼服で、モーニングという言葉を聞いたことはありませんか?洋装の中でも、最も格式の高い礼服を「正礼服」と呼びます。その正礼服の中でもモーニングは代表的な「正礼服」と言われています。
結婚式の主賓や両親が着用したり、入学式、卒業式の教職員が着用したりすることがあります。卒業証書を授与されるときに校長先生が着ているのが「モーニング」です。弔事では喪主や近親者、大きな告別式の参列者なども着る事が出来ます。
ちなみにモーニングを弔事の際に着用するときにはルールがあります。お通夜では着用しないというものです。お通夜は「取り急ぎ駆けつける」という目的で開かれる弔事です。その為、お通夜のさいにモーニングを着用しては、「不幸を事前に予期していた」という風に見なされ、マナー違反になります。
男性であれば、タキシード。女性であればフォーマルドレスや着物などが準礼服に該当します。これには諸説ありますが、着物は正礼服から準礼服までの格式で着用される場合もあります。
弔事で喪主の妻が家紋付きの黒い着物を着ているのは、着物が正礼服だからという説もあります。地方によって着物の格式が違いますので、迷ったら年長者の方に聞いてみるのがいいでしょう。
タキシードは、パーティーなどで「ブラック・タイでお越しください」と招待状に指定された場合に着用するのが社交界の決まりです。日本ではどちらかというとカジュアルスーツのような扱いになっていますが、本来はモーニングに次ぐ「準礼服」として格式の高い礼服です。
主に「礼服」として認知されているのが「ブラックスーツ」と呼ばれる礼服です。通常の黒いスーツとは違い、黒染めを何回も繰り返した品質の高い「ブラックスーツ」です。シングルやダブルなどスーツの形で判断する人もいますが、重要なのはスーツの形ではなく、「色」です。
単なる黒いスーツとブラックスーツを比べると一目瞭然ですが、ビジネスなどで使われている黒いスーツは、若干グレーがかった黒をしています。礼服としてのブラックスーツは光を吸収するような深い黒が特徴です。
女性の場合「フォーマルスーツ」と呼ばれている礼服です。男性のブラックスーツと同じように、色あいが深い黒になっています。
ダークスーツと呼ばれている礼服です。どちらかというと普段着用しているビジネススーツに近いのが特徴です。ダークスーツを着ることができるシチュエーションは、結婚式の披露宴で近親者以外の友人や、弔事のお通夜で近親者以外の参列者という風に限られています。派手過ぎない色あい(紺やダークグレー)のスーツでネクタイを黒か白にして使い分けます。
女性も同様ですが、色あいが派手でなければ、普段着用しているビジネス用のスーツでも問題ありません。
山形県内で礼服をレンタルするのであれば、貸衣装の専門店か、ブライダル用の着付けなどを行っている美容院がオススメです。美容院は主に女性用の礼服のレンタルを行っていますので、男性は貸衣装店を利用したほうが確実です。大手チェーンブライダル店であれば、男性用のブラックスーツを取り揃えている所もありますが、都市部にしかお店がない場合もある為、注意が必要です。
京屋衣装店:正礼服が15,000円、略礼服が4,000円でレンタル出来ます。モーニング以外はダブルやシングルの礼服も取り扱っています。またこちらでは単品でのレンタルも行っています。略式礼服の上着が3,000円、パンツが2,000円です。セット価格で4,000円になります。ちょっと太ってしまってズボンが入らないという時にも便利なお店ですね。
連絡先:023-622-0725(山形市薬師町1-13-5:毎週水曜、日曜定休9:00~16:00)
呉服のささき:女性用の留袖、喪服をレンタルしています。着物だけではなく、草履やバッグなどの小物もセットになっています。着付けが無料で、式典後にそのままこちらのお店で着物を脱いで返却できる為、手ぶらでレンタル出来るのも魅力的ですね。
値段は留袖が20,000円、喪服着物が15,000円です。
連絡先:023-653-2947(天童市老野森3-11-6:毎週火曜定休9:30~18:00)
礼服はインターネットでレンタルが出来ます。インターネットでレンタルするのが初めてという方でも安心して利用できるメリットがあります。
(1)安い…ネットレンタルの一番のメリットです。貸衣装やブライダルサロンのレンタル礼服よりも圧倒的に安いです。
(2)サイズが豊富…サイトにもよりますが、Y体やA体、キングサイズまであらゆるサイズの礼服から選ぶ事が出来ます。試着が出来ない為、細かいサイズを設定してあるレンタルサイトを選びましょう。
(3)送料等込みがほとんど…送料、クリーニング費用などが全部値段に含まれている物が多いです。ただし、契約した期限内に返却しないと違約金を取られることもあるため注意が必要です。
山形県内で礼服をレンタル出来るお店をいくつか紹介してきました。
急な訃報などに便利な貸衣装ですが、年齢を重ねるにつれ、冠婚葬祭に出席する回数は増えていきます。今後の事を考えて、一張羅+サブで使える礼服を用意してもいいでしょう。レンタルはあくまで一時しのぎという事を忘れずに!