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公開日:2023/03/01最終更新日:2023/03/01 葬儀で失礼にあたらないワイシャツの選び方とマナー

お通夜やお葬式などの葬儀は、フォーマルスーツにワイシャツを着用して参列するのが一般的です。

とはいえ葬儀の日程は急な場合があるため、喪服を用意していると「ワイシャツが見つからない。。」と悩むことがよくあります。

また葬儀で着用するワイシャツとビジネスシーンで使えるワイシャツの色・生地・デザインの違いを知らないとお通夜やお葬式で恥をかいてしまいます。

こちらの記事では、葬儀で失礼にあたらないワイシャツの選び方を詳しく解説します。

葬儀で失礼に当たらないワイシャツの着用マナー

お通夜から葬儀告別式までワイシャツには着用マナーがあります。

  • 白無地がベスト
  • 折柄のないブロードクロスの生地
  • 一般的なレギュラーカラー

折柄のある白無地も失礼にあたらないのでビジネス兼用で揃えておくのもおすすめです。

ワイシャツは色・生地の種類・ボタンのデザインなどスーツ以上に種類が豊富に揃っていますが、葬儀で失礼に当たらないワイシャツの着用マナーさえしっかりと理解していれば恥をかくことはありません。

ビジネスシャツで代用はNGなの?

数年前まではビジネスシャツと喪服のワイシャツはまったく別物と言われていました。ですからお通夜やお葬式に参列するときにビジネスシャツを着用するのは失礼だと考えられていたのです。

最近はフォーマルスーツのかたちが変わりスタイリッシュになり喪服にふさわしワイシャツのデザインも少しずつ変わり始めているように感じます。

ただお通夜やお葬式などの葬儀ではカジュアルな服装は好ましくないので、ビジネスシャツで代用は避け白無地のシンプルなシャツを選ぶのが無難です。

ワイシャツは襟元やボタンのデザイン1つだけでもカジュアルに見えてしまうので注意が必要です。

葬儀にふさわしいワイシャツの生地

喪服のワイシャツは、白無地がベストです。

ブロード生地は少し落ち着いた印象に見えるのでおすすめです。ブロード生地は平織りの布地で隙間なく織られているため丈夫です。

白無地ならカジュアルに見えない織り柄を選べば問題ありません。折柄が入っていると適度な張りがあるのでシワになりにくいので保管やお手入れがカンタンです。

綾目やドット柄など織柄が入っているとカジュアルに見えてしまいます。お香典を差し出すときやお悔やみの言葉を伝えるときには、受付の方やご遺族の方に近くなります。2mあたりまで近づいたとき柄が見えてしまう生地は不快な印象を与える恐れがあるので避けた方がいいでしょう。

襟のかたちは、レギュラーカラー

喪服にふさわしいワイシャツの襟のかたちはレギュラーカラーです。

レギュラーカラー:襟の開きが75~90度のベーシックな襟型。冠婚葬祭、ビジネスシーン問わず色々なシーンで使える襟のかたち

葬儀のワイシャツはワイドカラーもおすすめという記事をよく見かけますが、ワイドカラーシャツ襟元の開きが大きいデザインになるので折柄のある生地の場合は少しカジュアルに見えてしまうので注意が必要です。

その時代によってレギュラーカラーの定義は変わりますが、葬儀など清潔感や落ち着いた印象をみせたいときにおすすめです。

白無地のレギュラーカラーシャツは、お通夜やお葬式などの葬儀だけでなく結婚式などのお祝い事やビジネスシーンなどTPO問わず使えるので備えておきたいアイテムです。

葬儀でマナー違反になるワイシャツ

お通夜やお葬式などの葬儀で恥をかかないように、マナー違反になるワイシャツのデザインについて解説します。

葬儀でマナー違反のワイシャツ

  • 襟のかたちボタンダウンやウイングカラーはNG
  • 色付きのボタンや、留める糸に色がついたボタンホール、ステッチはNG
  • 暑い夏の日も半袖はNG

ビジネスシーンでよくみる襟のボタンダウン

最近は喪服もスタイリッシュなかたちやデザインが増えていますので、ワイシャツのデザインまでこだわりカッコいい着こなしをしたい方が増えています。

とはいえ襟にボタンダウンはカジュアルに見えてしまうので避けた方がいいでしょう。

ボタンダウンはノーネクタイでも襟のうごきがないように考えられたデザインなので、葬儀にはおすすめしません。

フォーマルスーツにベント(ジャケットの切れ込み)を入れたデザインなどを選びスーツで差別化を図りましょう。

結婚式で親族が着用する立ち襟のウイングカラー

結婚式でよくみかける立ち襟のウイングカラー※も葬儀のワイシャツにふさわしくないデザインです。

※ウイングカラーとは、襟の先端を鳥の翼の様に小さく折り返した結婚式で新郎・両家の親族が着用するシャツ

襟先だけが前に折り返される仕様なので派手に見えてしまうからです。

ウイングカラーは、タキシードやブラックスーツにあうフォーマルなシャツです。TPOにあわせて襟のかたちを選びましょう。

ワイシャツのボタンの柄や留める糸

白無地のワイシャツでもボタンに柄や光沢が入っているものはおすすめしません。

またボタンを留める糸が白ではなく赤や青などのワイシャツは目立つのでさけましょう。

お香典を差し出すときやお悔やむの言葉を伝えるときご焼香などは、受付やご遺族の方に近づいて対応することになります。カジュアルに見えるボタンは不快な想いをさせてしまいます。ボタンの柄や留める糸まで注意する必要があります。

暑い日の半袖

5月頃からノーネクタイで半袖というクールビズが一般的になりつつありますが、葬儀で着用するワイシャツは半袖は好ましくありません。

葬儀では参列者やご遺族の方に失礼にあたらないように肌の露出を控えることが重要です。

お通夜やお葬式などで喪服を着用するとき、長袖のワイシャツを選びましょう。

まとめ

葬儀で着用するフォーマルスーツやワイシャツは、自分の顔をあらわすとも言われています。

お葬式の服装の細かなマナーを知っておくと、人間性も高まることでしょう。

葬儀のワイシャツのマナー

  • 白無地がベスト
  • 折柄のないブロードクロスの生地
  • 一般的なレギュラーカラー

白無地のブロードクロスの生地のシャツを1枚もっておくと色々なシーンで使えるのでおすすめです。

急な訃報でワイシャツが必要になったときに、葬儀のワイシャツのマナーを参考に選んでください。

とはいえ葬儀でマナー違反になるワイシャツの襟のかたちやボタンの柄や糸のステッチなど、注意すべきことがたくさんありワイシャツ選びはとても大変です。

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数年に1度の葬儀でしたら、当社で行っている礼服・喪服レンタルでワイシャツ借りるのも選択肢の一つとしてご検討ください。