肌寒い季節に恋しくなるストールやマフラー。
生地が柔らかくあたたかいものを選びたいですよね。
株式会社ノームラトレーディングのエアストールは商品1つ1つを丁寧に手作業で仕上げているこだわり。
木村員毛織株式会社のポケット付きストールは、羽織ったりマフラーにしたり機能性バツグン。
尾州産地のウール100%なので高品質なのは間違いないですね。
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上質な綿の産地として有名な尾州(びしゅう)生地はご存じでしょうか?
尾州(びしゅう)には、木曽川のキレイなお水と綿花畑に適した土壌、綿の生産に適した桑畑があることから繊維の産地として栄えました。
その時代に合わせて麻、絹、ウール、綿などを生産したことで新たな価値の証として尾州(びしゅう)マークが誕生しました。
今回は、上質な綿の産地、尾州(びしゅう)生地の魅力に迫ってみたいと思います。
世界の有名な織物産地はイギリスのハダースフィールドとイタリアのビエラと日本の尾州(びしゅう)と言われています。
愛知県尾張西部地域から岐阜県西濃地域の尾州(びしゅう)では、日本一の毛織物産地として奈良時代から発展を遂げてきました。
なんと今では国内生産量の約8割の毛織物が生産されているんです。
尾州(びしゅう)の生地は、高品質・高性能が特徴。
そのため世界のハイブランドが魅力を引き出すために必要不可欠なものとして採用しているようです。
国内ブランド※に限らず海外のハイブランドもこの尾州(びしゅう)のマークがついた生地に魅了されています。
※三越伊勢丹で尾州の毛織物工場約20社と協業など。
そもそも尾州(びしゅう)マークとは一体なんでしょうか?
尾州(びしゅう)マークとは、ただ単純に尾州産の生地のマークではありません。
この3つの条件を満たさなければ尾州(びしゅう)マークの認証を受けることができないのです。
高品質・高性能な尾州(びしゅう)の生地だからこそ、ハイブランドそれぞれのこだわりを吹き込むことができるのでしょう。
尾州(びしゅう)マークのデザインは、尾の文字がスタイリッシュでカッコよく和のテイストも感じられますね。生地が高品質で高性能である証として主張しすぎないマークは、多くの海外ハイブランドに受けいられました。
当店礼服喪服レンタルの相羽も20年以上アパレル業界に携わってきた経験からモノづくりのストーリーを訴求するために、尾州(びしゅう)の生地が必要だとひしひしと感じます。
尾州(びしゅう)マークの認証を受けるために必要な条件の1つとして、「織布、編立と整理加工の2つの工程が尾州産地で行われた製品であること。」
糸から生地になるまでの織布(紡績、撚糸、染色、製織)編立、整理加工といった数多くの工程があるのに、1つの工程さえ尾州(びしゅう)で加工されていても価値は担保されません。
それぞれに加工に匠の技としての技術があり、尾州全体が古くからこの地域で繊維製品の発展してきたことに魅力があると感じます。
外国産綿花であれば安く仕入れることができるのに、日本一の毛織物産地を支える企業が努力を続け尾州(びしゅう)ブランドを確立したのだと思います。
毛織物産地としてハイブランドに採用された尾州(びしゅう)の生地は、地域で企業の横のつながりをとても大切にしているようです。
品質の担保として、一般財団法人ケケン試験認証センターでは平均繊維直径の測定(OFDA法)などで品質の確保のサポートしてくれる第三者的な立場に立った試験・認証機関があります。
商品の価値向上、アピールの場として「一宮地場産業ファッションデザインセンター(FDC)」が展示会や商談会を開催しています。国内有名デパートや海外ハイブランドなど尾州の毛織物工場の提携にも尽力を尽くされているようです。
JAPAN TEXTILE CONTEST 開催委員会では、JAFIC PLATFORM に所属するデザイナーとコラボして優秀作品の衣装化をするなど人材の発掘・育成や技術力、デザイン力、マーケティング力の強化など多方面に寄与しています。
そのほかにこのような各企業プロの集団が、高品質で高性能な生地が完成するまでの各工程を支えてくれています。
その中でも伊高撚糸株式会社のキャッチフレーズ「撚糸~それは糸にかける魔法です!」は、職人さんの一つ一つ丁寧に刃物で細かくカットして作られたモール糸が魔法に欠けられて心地よい肌触りの生地になる。
手に取った時の風合いを実感して欲しいという、熱い想いを感じることができました。
このような一つ一つの企業が妥協せずいいものに仕上げることから、尾州(びしゅう)の生地として、ブランド化ができたのかもしれませんね。
高品質で高性能な尾州(びしゅう)生地でどのような製品がつくられているのでしょうか?
肌触りや着心地の良さが評判で意外な製品もありました。
肌寒い季節に恋しくなるストールやマフラー。
生地が柔らかくあたたかいものを選びたいですよね。
株式会社ノームラトレーディングのエアストールは商品1つ1つを丁寧に手作業で仕上げているこだわり。
木村員毛織株式会社のポケット付きストールは、羽織ったりマフラーにしたり機能性バツグン。
尾州産地のウール100%なので高品質なのは間違いないですね。
「スマホポシェット」が作れるキット製品。
設計図を見ながら、尾州(びしゅう)生地をカットして貼って縫う。
スマホポシェットをハンドメイドしてみると生地の質の高さや裁縫のしやすさを実感できます。
型崩れしにくく張りのある生地で長く愛用できそうです。
今回は、上質な綿の産地、尾州(びしゅう)生地の魅力に迫ってみました。
世界の有名な織物産地はイギリスのハダースフィールドとイタリアのビエラにならぶ日本の尾州(びしゅう)の生地。
地域の各企業が誇りと情熱を注ぎ横のつながりを大切にしていることから、安い外国産綿花で作られた生地にはない魅力を感じました。
尾州(びしゅう)マークの認証に必要な「モノづくりのストーリーを消費者に伝えること」このこだわりがあるからこそ一つ一つ特異な商品が価値を生んでいくのだと思いました。
この高品質で高性能な生地で作られた豊かな表情を見せる礼服が誕生する日も近い!?かもしれません。