2024年の記事
12月1 11月3 10月2 9月2 8月2 7月2 6月2 5月2 4月7 3月10 2月10 1月102023年の記事
12月10 11月10 10月10 9月10 8月10 7月11 6月11 5月11 4月11 3月12 2月102022年の記事
12月1 11月1 10月4 9月6 8月102021年の記事
1月12020年の記事
10月1 9月3 6月1 5月6 4月11 3月12019年の記事
12月1 7月3 6月2 3月1 2月22018年の記事
11月2 10月2 8月1 7月3 6月4 5月4 4月6 3月6 2月5 1月12017年の記事
12月3 8月6 7月21 6月29目次
最近では、お通夜・お葬式という葬儀のかたちが変わりお別れ会という小規模な葬儀があります。
あたらしい葬儀のかたち「お別れの会」に呼ばれたら服装はどうすればいいの?と悩む方も多いのではないでしょうか?
訃報に服装の指定がない場合の服装についても紹介します。
お別れ会とは、故人の死を偲むため自由なスタイルで行われます。
遺族や親族だけで家族葬を行ったあとに、一般参列者を招いたお別れの会をするかたちと、遺族や故人と親交の深かっただけを招き、お別れの会をするかたちがあります。
お別れの会のセレモニーのかたちに細かい決まりはないため、家族として参列者にお通夜やお葬式とは違うかたちを提案できます。
最近では、俳優や芸能人などの有名人も葬儀・告別式ではなくお別れの会を行う方が増えています。
ニュースやワイドショーの訃報の知らせでも「葬儀は遺族近親者のみで行います。また後日、一般参列者を招いてお別れの会を行います。」このような報道が多くなっています。
葬儀や告別式とは違うかたちのお別れの会のメリットについても確認しましょう。
お別れの会は、故人や遺族の想いを反映できるあたらしい最後のセレモニーになります。
一般的な葬儀は、故人や遺族との付き合いで参列するため、子供や孫の代まで負担をかけてしまうデメリットがあります。
お別れの会は、自由なスタイルの会になりますので精神的な疲れが少なく遺族側・参列者にとってもメリットがあります。
遺族側のメリット
参列者のメリット
日本ではお通夜やお葬式に呼ばれたら自分たちの葬儀にも呼ぶのが習慣です。
親族や友人との付き合いが希薄になっている昨今では、子供や孫に負担をかけたくないと考える方が増えているため故人が生前からお別れの会を希望するケースも増えています。
お通夜やお葬式などの葬儀とは違う自由なスタイルのお別れの会ですが、どのような服装にすればいいのでしょうか。
お別れの会の発起人となる遺族や関係者が服装を指定することもありますが、一般的には喪服を着用した方がいいようです。
自由なスタイルの会では、服装は普段着でもよいと思いがちですが故人との最後のお別れの日にはカジュアルな服装はNGです。
礼装である喪服を着て死を偲んで身を慎みましょう。
お別れの会では、格式が高くないスタイルのため準喪服を着用すればOKです。
男性の準喪服は、形はビジネスで着る黒のスーツと同じ。ジャケットはシングルとダブルと種類がありどちらでOKですが、最近ではシングルが主流になっています。
一方女性の準喪服は、光沢のない黒無地。ワンピース、アンサンブル、スーツが一般的です。
特に男性の喪服は、ビジネススーツに近づいてきたのでかたちはスタイリッシュになっています。そのためお別れの会での服装として問題ありません。
内容や主催者の意向にもよりますが、最も格式の高い正喪服を着用する必要はありません。
なお男性の和装の正喪服は、染め抜きの五つ紋が入った羽織、縞地の袴、グレーか紺色の薄い色の袴。洋装ならモーニング。女性の和装の正喪服は、染め抜きの五つ紋の黒無地の着物。お別れの会では、格式が高くないスタイルのため正喪服を着用しないのがマナーです。
女性の洋装は、光沢のない黒無地のワンピースにスーツなので準喪服・略喪服との差がなくなってきています。
お別れの会の服装は、自由なスタイルで行われることの多いため略喪服を着用しようと考える方もいます。
セレモニーの内容によっては場違いな服装になってしまうため注意が必要です。
また集まる方は遺族や親交のある友人のみになるため、地味で控えめなスーツやワンピースを着用すると不快に感じる方もいるかもしれません。
お別れの会に略喪服を着用する場合には、事前にセレモニーの主催者に当日の服装について確認しておくことをおすすめします。
お別れの会では、故人や遺族など発起人の意向で訃報に「平服でお越しください。」と記載されていることがあります。
平服とは、私服ではなく略喪服のこと。そのためダークスーツや黒無地のワンピースを着用します。
「正装でなくてもいいですよ。」と主催者側が服装について気を使ってくれている意思表示の意味も込められています。自由なスタイルと言えども、普段着で参列することがないようにしましょう。
本来であれば、喪服を着て「死を偲んで身を慎む」意味も込められていますから、略喪服を着用する時は地味で落ち着いた色を選びましょう。
セレモニーの内容にもよりますが、最近は準喪服と略喪服の違いがなくなっているのでよりフォーマルな準喪服を着用しても問題ありません。
お別れの会は、あたらしい葬儀のかたちのため服装の明確な決まりがありません。事前に主催者に服装について確認しておくと安心です。
指定がない時は、準喪服を着用するべきとお伝えしていますが、
最近の準喪服はデザインがスタイリッシュになっており生地の色以外はビジネススーツと同じです。
また生地や素材もこだわっているものも多く着心地も良く上質感もあります。
喪服にもある程度流行りがあり、10年前と今とでは全く別物です。
準喪服のブラックスーツや黒無地のワンピースをクローゼットの中から出して確認してみると、型が古臭くカッコ悪い。。ダサい。。。と感じたら着用しないことをおすすめします。
お別れの会は、主催者の意向で会場の場所が決まります。
葬儀会場やセレモニーホールではない時は、喪服を着用しない方がいいでしょう。
ホテルが会場の場合には、結婚式を挙げていることもあるでしょう。
創作料理や懐石料理の和食のお店が会場の場合には、一般のお客様も多くいます。
このように婚礼、祝賀の席また一般のお客様が多くいる場所では、ほかの方への配慮も考えた服装をすべきです。
事前にお別れの会の主催者や会場のスタッフに当日の服装について確認しておくと安心です。
今回は、「お別れの会の服装マナー」について解説しました。
お別れの会の主催者から当日の服装について指定がない時は、喪服を着用をおすすめします。
特に男性の喪服は、ビジネススーツに近づいてきたのでどのような葬儀でも合うスタイルになっています。
自宅のクローゼットの中に眠っていた準喪服のブラックスーツや黒無地のワンピースのかたちが古くダサいと感じたら、新しいスーツやワンピースも検討した方がいいでしょう。主催者から服装について特に指定がないときは、指定がない時は今どきの喪服を着用しておけば間違いないでしょう。
お別れの会は、自由なスタイルで平服もOKの場合ありますが、セレモニーの内容によっては場違いな服装になってしまうため注意が必要です。
一般的な葬儀でもお別れ会であっても、故人の冥福を祈る気持ちは変わりません。会場にあわせてふさわしい服装をするように心掛けてください。