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結婚式には礼服を着用するのがマナーです。
ただ礼服ってどんなものなのか。ビジネスで着るスーツと何が違うのか。結婚式でゲストが着る礼服について詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。
そもそも礼服にもある程度流行りがあり、10年前と今とでは全く別物です。昔の礼服のイメージでいると古臭くてダサいとなるので注意が必要です。
そこで今回は、結婚式で男性が着る礼服について詳しく解説します。
礼服の格式やビジネススーツとの違いについても参考にしてください。
礼服とは、冠婚葬祭のフォーマルなシーンで着用することからフォーマルウェアとも呼びます。
結婚式の挙式や披露宴などの婚礼行事のほか、入園式・入学式・卒園式・卒業式などの学校行事、お宮参り・七五三・成人式などのお祝い事以外にもお通夜やお葬式などの葬儀・年忌法要に着用する服装です。
礼服は、ビジネススーツと比べると着用する機会は少ないものの公の場で着用することから服装マナーを押さえる必要があります。
礼服はスーツの一種。
最近の礼服の形は、ビジネスで着る黒のスーツと同じで形だけでは見分けがつかなくなっています。
結婚式でゲストが着る礼服とスーツの大きな違いは、生地の光沢の有無と黒色の濃さです。
昔は礼服の生地は、光沢がなく黒色が濃いほどフォーマルだと言われていましたので「超黒」や「漆黒」が正統派の礼服だったのです。
紳士服量販店に足を運べばわかりますが、高額になればなるほど黒の色が濃くなる礼服がいまでは値段による黒色の差はあまり感じられません。
その理由は最近の礼服は、シングルが主流になっており形がスタイリッシュなため同じ黒色でも薄く感じるかもしれません。実際に昔の礼服よりも生地も薄くなっておりがっちりした感じがないため黒の色も以前よりも薄くなっていると思います。
礼服は、光沢がなく真っ黒なスーツ。一方、ビジネススーツは光沢があり黒色も薄いというイメージが薄れています。
礼服の黒色の濃さへのお客さんの関心や重要性が薄れていることから、最近の礼服はスーツに近づいたという声をよく聞きます。
ただビジネスで着るブラックスーツと礼服の黒色には違いがあるので注意が必要です。
最近の「礼服は、濃染加工をした濃い黒をしている。」のです。
濃染加工とは、生地の凹凸を少なくして光の反射を減らしてより濃く見せるための技術。
ウールの表面を削ってなめらかにしたり、シリコンなどの樹脂で被膜をつくることで光の透過率をアップさせています。
最近の礼服は、ウール濃染加工技術が上がったため色の濃さはもちろんのこと生地がなめらかになり上質感も増しています。
礼服を選ぶ時は、黒色の濃さだけでなく生地のやわらかさやなめらかさなど素材の質感も重視するのがポイントです。
例えば最近、国内アパレルブランドや世界のハイブランドから注目されている「尾州の生地」で仕立てられた礼服。
その品質の高さから、生地の軽さ・やわらかさ・なめらかさに違いがあります。ウール濃染加工をした礼服は、見たり触ったりするだけで着心地や上質感など違いがわかるはずです。
最近の礼服は、黒色の濃さよりもスタイリッシュな形や上質感など見た目を重視する傾向にあります。
この理由は、お客さんの関心が黒色の濃さへの重要性よりも冠婚葬祭という大切な日に最高級の逸品を着たいと考える方が増えたからだと言われています。
ただ結婚式では、新郎新婦が主役なためゲストは少し控えめな装いをする必要があります。
また結婚式に出席する立場によって礼服の格式を変える必要があります。
こちらで礼服の種類とどのような立場の方が着用すべきか解説します。
具体的にどんな礼服があるのか、それぞれ誰が着るのかをまとめたのがこちらです。
結婚式の正礼装は、モーニングコート・燕尾服(えんびふく)です。
主役である新郎やホスト側の新郎新婦の両親が着用する服装です。どちらもジャケットの後ろの着丈が長いデザインとなっています。
モーニングコートは昼間の服装、燕尾服(えんびふく)は夕方から夜の服装と言われていますが、最近は結婚式場の雰囲気やスタイルからモーニングコートと燕尾服(えんびふく)のどちらを着用するか選ぶ方もいます。
結婚式の準礼装は、ディレクターズ・タキシードです。
親族や主賓として出席する男性ゲストが着用する服装です。どちらもジャケットの後ろの着丈が短いデザインとなっています。
準礼装のディレクターズ・タキシードを着用する時は、グレーやストライプ柄のズボンを合わせるのが基本です。
ゲストをお迎えする立場の親族、スピーチや乾杯のあいさつをする方や会社の上司の場合は、ほかのゲストから見られる立場になるため、さらにフォーマル度を上げるとよいです。ベストを着用したスリーピーススタイルや胸元にポケットチーフを挿すなどスタイルにアレンジしましょう。
ディレクターズスーツは昼間の服装、タキシードは夕方から夜の服装と言われていますが、新郎がお色直しの衣装としてタキシードを着用する場合もあるので注意が必要です。
結婚式場が格式の高いホテルの場合には、ブラックタイでお越しくださいと服装の指定があります。ブラックタイとはタキシードのことなので、タキシードのジャケット、白いワイシャツと黒の蝶ネクタイにカマーバンドと呼ばれるお腹に巻く帯など事前に準備が必要です。
ただ最近は、結婚式のスタイルが変化しており主賓であっても略礼装のブラックスーツ(礼服)を着用する方が増えています。
いろんなゲストから見られる立場にある親族や主賓として出席する男性ゲストが、礼服を着用する時は尾州の生地など素材にこだわり上質感をアップさせるとよいでしょう。
結婚式の略礼装は、ブラックスーツ(礼服)です。
男性の一般ゲストが着用する服装です。
時間帯や出席する立場に関係なく着用できるフォーマルな服装です。
礼服には、白無地のワイシャツに白かシルバーのネクタイを合わせます。
先ほどもお伝えしたように、ある程度流行りがあり、10年前と今とでは全く別物です。最近は、お客さんの関心は上質感を求める傾向になっています。生地や素材を重要視しています。
一般ゲストが礼服を選ぶ時にも、尾州ウールで仕立てられた最高級の逸品にこだわってみてはいかがでしょうか。
今回は、「結婚式でゲストが着る礼服」について解説しました。
礼服は、冠婚葬祭に着用する時の服装です。
昔は、結婚式でゲストが着る礼服とスーツの違いは黒色の濃さだと言われていました。漆黒や超黒の礼服ほどフォーマル度が高かったのです。
最近は、礼服を選ぶ時は黒色の濃さも大切なポイントのひとつですが、生地や素材を重視する方が増えています。
結婚式で親族や主賓として出席する方も一般ゲストとして出席する方も、黒色の濃さだけでなく生地にこだわり上質感のある礼服を選ぶのもおすすめです。