六曜とは、中国から日本へと伝わった、日の吉凶を表すものです。六曜というより、先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口、というほうが、分かりやすいですね。六曜によって、結婚式、お葬式の日程を決定する場合が、とても多いです。
六曜それぞれの意味
先勝(せんしょう)
「先んずれば即ち勝つ」の意味。急ぐ方が吉であるという日。午前は吉、14時から18時は凶。
友引(ともびき)
「凶事に友を引く日」の意味。午前、夕方、夜は吉。正午は凶。
先負(せんぷ、さきまけ)
「先んずれば即ち負ける」の意味。勝負事などは避けるべき日。午前は凶。午後は吉。先勝の逆の意味。
仏滅(ぶつめつ)
「仏も滅ぼすような大凶日」
大安(たいあん)
「大いに安し」の意味。時間帯に関係なく、終日、吉。六曜の中で最も吉とされる日
赤口(しゃっこう)
新しいことは避けるべき日、慎む日。特にお祝い事は避ける日。
六曜と結婚式・お葬式
結婚式もお葬式も、行うことが禁止されている六曜があるわけではありませんが、結婚式は大安、友引、先勝の土日が人気です。特に大安は式場の予約も困難になっています。一年先までいっぱいという結婚式場も。やはり、人生の門出ですので、良い日を選びたいのが心情だと思います。礼服のレンタルでは、土日で大安がある週の注文は、土日に大安がない週の3倍ほど注文が入ります。大安で結婚式をした人の割合は25%以上というデータもあるようです。
お葬式は、友引を避けることが多いです。友引は「凶を友に引く日」ですから、避けるのも分かります。また、友引は、火葬場が休みの場合が多いので、それも、お葬式を行わない理由です。喪服のレンタルの統計でも使用日が友引の人は少ないです。
結婚式は大安が多いといいましたが、実は同じような割合で、結婚式をした六曜を覚えていない方もいらっしゃいます。それだけ気にしていない、ということです。最近では、古くから伝わるものを気にしなくなる傾向にあり、いろんなことが簡略化されます。もしかすると、礼服・喪服レンタルも、簡略化されたことの一つかもしれません。5年ほど前までは買うのが普通でしたので。
いずれにしても、古くから伝わるものと、時代の流れを上手にバランスをとるのが大切かもしれません。