2024年の記事
11月1 10月2 9月2 8月2 7月2 6月2 5月2 4月7 3月10 2月10 1月102023年の記事
12月10 11月10 10月10 9月10 8月10 7月11 6月11 5月11 4月11 3月12 2月102022年の記事
12月1 11月1 10月4 9月6 8月102021年の記事
1月12020年の記事
10月1 9月3 6月1 5月6 4月11 3月12019年の記事
12月1 7月3 6月2 3月1 2月22018年の記事
11月2 10月2 8月1 7月3 6月4 5月4 4月6 3月6 2月5 1月12017年の記事
12月3 8月6 7月21 6月29
お持ちの礼服・喪服を着ようとしたときに、「あれ?ウエストがきつくてボタンが閉まらない!!」ってことありますよね。こんな時、どうしますか?私の理想は、「礼服・喪服レンタルをする!」というのが嬉しいのですが、実はパンツのウエスト直しができるのです。こんな情報を教えてしまうと、礼服・喪服レンタルの弊社の仕事が減りそうですが、レンタルビジネスを始めたのも、困っている人を助けるという信念からですので、お伝えしましょう。
どの程度大きく直せるのか?
パンツのウエスト直しは、通常、パンツの後ろ部分でおこないます。左側の写真を見てください。これは、パンツ後ろ部分の内側です。白い矢印の部分は、外側から内側へ縫われている余り生地ですが、この部分を外に出すことで、ウエストを大きくします。だいたい、どのパンツにもついている、あまり生地で、長さは6cm程度あります。6cmすべてを出してしまうと、縫い合わせができませんので、おそらく4cm大きくするのが精一杯でしょう。4㎝というと、2サイズアップしたことになります。A5→A7の差と同じですから、だいぶ大きくなった感じがすると思います。
では、パンツは最大で4cmしか大きくならないかというと、そんなことはないのです。もう一枚の右の写真を見てください。パンツの横、ポケット部分の写真です。こちらにも矢印を入れていますが、この部分から出せるパンツがあります。この部分はものによって異なります。当店でレンタルしている礼服・喪服は、縫い合わせもなくあまり生地が入っていませんでしたので、ここからのお直しは不可ですが、縫い合わせがあり、あまり生地があれば2cm程度大きくできます。そして、逆の部分、写真は左側を写していますが、右側でも同じお直しができます。ということは右側でも2cm大きくすることができるのです。
ということは、どの程度大きくできるかというと、
4cm+2cm+2cm=8cm
こんなに大きく直せるのです!!
実際にはこれだけ大きくできる場合があるのです。ただ、ここまでお直しをすると、問題点がでてきます。それは、縫い代が減っている分、「破れやすい」ということです。特に後ろ部分は、座るときに生地が引っ張られるので、縫い代がある程度ないと、すぐに破れます。穿いている時に破れてしまうほど恥ずかしい」ことはありません。気を付けたいですね。ちなみに、後ろ、両脇からのお直しは三方出しと言います。
逆に、詰めることもできます。お直しの箇所は同じになり、今度は三方詰めと言います。こちらも8cm程度細くできます。
お直し期間と費用
大幅にお直しできるのは分かりましたね。ではお直しにかかる期間、金額はどうでしょう。ここがポイントですね。結婚式、お葬式に間に合わなければ意味がありませんし、お直し代も高額なら、レンタルの方がお得です。「安くて、早いのが何より!」という皆様の願いはあると思いますが、残念です…私の知る限り、お直し期間、一週間、お直し代金¥6,000~¥8,000ほどかかります。高額で長期です。特にお葬式の急な時は全く意味がありませんね。
結果的には、お直しはできるが時間と費用が必要ということです。しかし、今持っている礼服・喪服が気に入っている方にはお直しがお勧めです。また、時間がない方、持っている礼服・喪服に愛着のない方には、礼服・喪服レンタルがお勧めです。
お直しに関して分からないことがあれば、お気軽にご相談ください。よろしくお願いします。