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お葬式に履いていく靴には男性・女性・子供別にマナーがあり靴のデザイン、色、素材、金具の有無などいくつか気をつけたいポイントがあります。
また昔といまでは、お葬式に履いていく靴のマナーも少しずつ変わっています。
たとえば昔は本革の靴は死を連想することから避けられていた男性の靴。いまは本革でも合皮でもOKです。
このように昔といまではお葬式における靴のマナーは違います。
そこで今回は、いまの時代にあったお葬式にふさわしい靴について、男性・女性・子供別にわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてください。
お葬式の服装にはいくつか気をつけたいポイントがあるように靴にもマナーがあります。
昔の葬儀の考え方から少しずつ変わりはじめていますが、基本的な部分は変わりません。
黒い靴ならいまは本革でも合皮でもOKです。
ビジネスシューズのほか、ローファー、モンクストラップなどカジュアル度高めのデザインも黒い革靴ならフォーマル度が上がりますがお葬式に履いていく靴としては不向きです。
昔もいまもお葬式の靴の色は、男性・女性ともに黒が基本です。
「オシャレは足元から」とよく言われますが、お葬式ではフォーマルな恰好が求められます。
明るい色は避けて喪服に合う黒にします。
黒い靴がないときも地味で暗い色のグレー・濃紺・茶色などの靴を履くのはさけておくのが無難です。
なるべく光沢のない靴を履きましょう。
そのため光沢のあるエナメル素材の靴は、カジュアルな印象になるのでさけてください。
昔は、本革の靴は、死を連想させることから避けられていましたが、現在は多くの方が本革でも合皮の革靴を履いてこられます。
ただ革靴は、直接的に殺生がイメージできるヘビ革やワニ革はNGです。ベロアやスエードも革素材のひとつですがカジュアルな印象になるので避けたほうがいいでしょう。
靴の素材 | 使用可否 |
本革 | 〇 |
合皮 | 〇 |
ヘビ革 | × |
ワニ革 | × |
ベロア | × |
スエード | × |
お葬式の靴において素材で使用できるのは、本革と合皮です。素材一覧を参考にしてください。
お葬式における男性向けの靴のマナーについて紹介します。
ストレートチップの革靴が最もフォーマルです。こだわるなら、内羽根式がいいでしょう。
現在は本革でも合皮でもOKです。当店では、軽くて履きやすい、合皮の靴をご用意しております。
お葬式などの葬儀に参列するときは、ストレートチップ・内羽根式の革靴をおすすめする理由を解説します。
男性の革靴は大きく分けて3つのデザインがあります。
その中ではつま先の甲の部分に一本ラインがあるストレートチップの革靴が最もフォーマルです。
必ずしも、ストレートチップでなければいけないということはありません。つま先の甲の部分にデザインのないプレントゥも問題はありません。
つま先の甲の部分に穴のデザインW文字の装飾(生地の切り返し)が施されたウィングチップは、カジュアルなシーンに履く革靴なのでお葬式には不向きです。
※Wの飾りが、鳥の翼(Wing)のように見えるデザイン
革靴のハトメ(ひもを通す部分)には羽と呼ばれる部分があります。お葬式などの葬儀に参列するときは内羽根式がフォーマルとされています。
一般的にハトメをアイレット、羽根はレースステイと呼ぶ部分です。
外羽根式の革靴は、軍靴や狩猟がルーツとされ今ではカジュアルなシーンに履くことが多いです。一方内羽根式の革靴は、ヴィクトリア女王の夫アルバート公にルーツがあるとされフォーマルなシーンで履くことが多いです。
内羽根式 | 外羽根式 |
最もフォーマル | ビジネスシーンに合う |
冠婚葬祭におすすめ | カジュアルなイメージ |
お葬式などの葬儀に参列するときに履く靴は、装飾がなくシンプルなものを選びます。
革靴の靴ひもを通す穴やひもの先端に金具の装飾が施されている靴がありますが、カジュアルなイメージになるので避けましょう。
喪服や革靴を用意してあまり気にしていないのがソックスです。
ソックスも喪服や革靴同様に黒以外はNGです。黒無地で折柄のないものが正式です。
地味な印象のグレーや濃紺もマナー違反です。ワンポイントでも柄が入っていたり、光沢のあるものもふさわしくありません。
お葬式などの葬儀で履く靴下は、肌の露出をおさえるために丈の長い靴下を選びましょう。
お葬式では革靴を脱ぐシーンがあるため革靴にいれる中敷きの色にも気を配ります。
喪服や革靴の色に合わせて黒色がおすすめです。
黒色の中敷きが用意できないときは、紺色やグレーなど地味を選びます。革靴のインナーの色に合わせてベージュにすると中敷きが目立たなくなります。
最近では100円均一ショップで靴のサイズに合わせてカットできる中敷きを買うことができます。お葬式の日程に余裕があるなら一時的に中敷きで応急処置するのも選択肢のひとつです。
数年前に冠婚葬祭用に買った革靴のサイズが小さくて履けなくなってしまった場合は、中敷きでサイズの調整することが出来ません。喪服と一緒にレンタルも検討しましょう。
当店のメンズ礼服・喪服レンタル フルセットレンタルは、¥5,800円(税込価格:¥6,380円)からご用意しています。
お葬式における女性向けの靴のマナーについて紹介します。
女性の場合は、黒無地で光沢のないパンプスを履きましょう。
靴の素材は、男性と同じように本革でも合皮でもかまいません。
リボンや花をモチーフにした装飾、ピンヒールが高い靴は避けましょう。
当店では、4㎝のヒールのパンプスをご用意しております。
女性がお葬式などの葬儀に参列するときは、黒無地で光沢のないパンプスを履きヒールの高さは、3㎝~5㎝が規定が良い理由を解説します。
女性のパンプスは大きく分けて4つのデザインがあります。
その中でもお葬式などの葬儀ではつま先の丸いプレーントゥが最もフォーマルです。
必ずしもプレーントゥでなければいけないことはありません。つま先の部分が角ばったデザインのないスクエアトゥも問題はありません。
つま先の部分がとがったデザインのポインテッドトゥは避けましょう。夏につま先部分がないオープントゥを履く女性も多いですが、お葬式などの葬儀では肌の露出を抑えることがマナーなのでふさわしくありません。
パンプスのヒールの高さは、3㎝~5㎝が規定が良いでしょう。
お葬式などの葬儀では、長時間立っていることもあります。そのため疲れにくいヒールの高さとして当店では、4㎝のヒールのパンプスをご用意しております。
ハイヒールと呼ばれるのが7cm以上の高いヒールは、足がきれいに見えるので選びがちですが葬儀中に転んでしまう恐れがあるので避けましょう。
またヒールのないぺたんこ靴は、カジュアルな印象になるのでNGです。
お葬式などの葬儀では、おごそかなシーン(普段とは違うきちんとした雰囲気)があり歩くときの音にも気を配る必要があります。
パンプスのヒールが細いピンヒールは、歩く度にカツカツと音がなるので避けましょう。
また、通常に比べてヒールが太いチャンキーヒール※は、カジュアルな印象になるのでふさわしくありません。
※ずんぐりとしたという意味
ヒールの太さは、安定感があり歩きやすいものを選びましょう。
当店のレディース礼服・喪服レンタル フルセットレンタルは、¥5,800円(税込価格:¥6,380円)からご用意しています。
ジャケット、ワンピース、ストッキング、シューズ、バッグ、アクセサリー(ネックレス、イヤリング)
お葬式などの葬儀に参列するときは、うっすら肌が透ける程度のストッキングがベストです。
ストッキングのデニール数※は、20~30デニールを履きましょう。
※繊維の太さを表す単位
雪国など寒い地域や冬のお葬式は、底冷えがあるため60デニールを履くこともあります。
お葬式に参列する地域や時期、立場によってデニール数は変えます。
最近は、体調のことを重視する傾向から高齢の方や、妊婦さんは、厚手の物でも良いとされています。
お葬式における子供の靴のマナーについて紹介します。
子供の靴は、大人と違いフォーマルでなくてもいいです。
あまり常識から外れた色やデザインの靴を選ばなければマナー違反になりません。
子供は学校に履いていくような靴が基本です。
未就学児や制服がない学校では、白や黒のスニーカー・ローファーで参列しても問題ではありません。
スニーカーの裏にローラーがついたタイプや蛍光色・キャラクターのデザインの靴は、フォーマルなシーンではふさわしくないのでさけましょう。
子供の履いている靴があまりにも常識から外れていると親の責任となるので注意しましょう。
今回は、「お葬式に履いていく靴は?男性・女性・子供別に靴のマナーを解説!」しました。
最近は、お葬式などの葬儀における靴も長時間履いても疲れにくいもの軽くて歩きやすいものが選ばれるようになり合皮でもOKという考えが浸透しています。
とはいえ、お葬式はご遺族をはじめ残された家族が故人の死を受け止め最後のお別れをする場でありカジュアルに見えてしまう靴はNGです。
男性は、ストレートチップの革靴が最もフォーマルです。こだわるなら、内羽根式がいいでしょう。
女性は、黒無地で光沢のないパンプスを履きヒールの高さは、3㎝~5㎝が規定がいいでしょう。
子供の靴は、大人と違いフォーマルでなくてもいいです。
急な訃報でも慌てないようにお葬式にふさわしい靴を一足用意しておきましょう。