目次
新郎新婦の兄弟で結婚式に出席する場合の服装は?
「親族としてどのような服装をすればいいの?」
「ホスト側※としての服装マナーは?」
※結婚式で接待する側の人
「どのような点に気をつければいいの?」
結婚式に一般ゲストとして何度か出席したことがあるあなたも、親族として出席したことがなくホスト側の服装マナーがわからない方も多いのではないでしょうか?
こちらの記事では、結婚式における兄弟や姉妹の服装マナーについて解説します。
結婚式で親族の服装マナーで気をつけることは、ホスト側であることを意識することです。
一つずつ確認していきましょう。
結婚式で一般ゲストをお迎えするので、式中多くの方に見られています。
そのため、礼服の素材を変えて上質感を出しフォーマル感を出す必要があります。
礼服は、体型にあったサイズを選ぶことで見栄えがよくなります。ズボンの穿き方もしっかり腰骨の上まで上げて穿くことできちんとしているように見えます。
フォーマルな装いをするには、身だしなみを整えることも大切です。
兄弟がゲストをお迎えする場合には、親族としての服装マナーを押さえたうえで少し華やかな印象になるコーディネイトをするのがおすすめです。
例えば、礼服にフォーマルベストを着用したスリーピーススタイル。
ベストを着るだけでドレスアップできるメリットがあります。格式高いフォーマルな印象になるので親族の服装に向いています。
ウエストをカバーできるので痩せている方はスタイリッシュな印象に。がっちり体型や少し太っている方は、スリムな印象に。スタイルがよく見える効果も期待できます。
なおベストは、ジャケットが細身になるにつれて袖なしになったのが始まりと言われています。ベストはアメリカでの呼び名で中間着のことを指します。イギリスではウエストコート。フランスではジレと呼ぶようです。ここ日本では、ファッション業界が情報を発信していることもありアパレル店員がジレと呼ぶ方が増えています。
華やかな印象になるコーディネイトをすると、ほかのゲストと会話もはずむこともあります。ベストのはじまりや各国の呼び名について紹介してみるのもいいかもしれません。
参考記事
結婚式にベストは必要?ベストを着用するメリットと最適な選び方
お金をかけず華やかな印象にするには、たポケットチーフを胸ポケットに挿すのもアリです。ネクタイの色や柄と合わせたりアクセントになる色や柄を選んでみてください。
ポケットチーフは、胸元にボリュームを出してスーツ全体にまとまりが出ます。
結婚式に兄弟として出席する時は、ホスト側であるため礼服にはこだわりたいものです。
ほかのゲストの視線を意識しすぎて、あまりにも派手な服装にならないように注意しましょう。
結婚式の主役は、あくまでも新郎新婦であるため兄弟が目立ってはいけないからです。
フォーマルな装いをすることは大切ですが、明るい色のジャケットやワイシャツ、エナメル素材のバッグはNGです。
結婚式では、両家揃って一般ゲストをお迎えしますので両家で礼装の格式を揃える必要があります。
礼装の格式は、高い順に「正礼装」「準礼装」「略礼装」となっています。親族は、正礼装や準礼装を着用するのが一般的となっています。
ちなみに正礼装は、モーニングコートやタキシード、ブラックスーツのこと。準礼装は、ブラックスーツ所謂(いわゆる)礼服のことです。
最近はカジュアルウェディングや自由度の高い結婚式が増えているため、新郎新婦の父でもブラックスーツ(礼服)を着用する方もいます。
両家で写真撮影する時に服装の格式が違ってしまうと、ちぐはぐな印象になってしまいます。親族通しで服装の格式について話が出来ていないと後々トラブルにもなりかねません。
結婚式に出席する前までに、両家の礼装の格式を合わせるように新郎新婦を通じて相談しておくと安心です。
両家で礼装の格式を合わせたら、服装(洋装・和装)についても相談しておくとよいでしょう。
年配の方の中には、親族の大切な結婚式は和装に限ると考える方も少なくありません。
また、結婚式もカジュアル化が進んでいるため親族も礼服でよいと考える方もいます。
結婚式に出席する親族の意見を聞きながら両家の服装を揃えると安心です。
新郎のお兄さんや弟さんは、フォーマル度の高い準礼装を着用する方が多いです。
洋装の準礼装は、ディレクターズスーツ若しくはブラックスーツ(礼服)です。
ディレクターズスーツは、新郎や新郎の父親が着用するモーニングコートとかたちはほぼ同じです。
モーニングコートの後ろを長く斜めにカットしているのに対して、ディレクターズスーツは後ろの丈が短いスタイルとなっています。
礼服の服装マナーはこちらを参考にしてください。
和装の場合は、正礼装か準礼装の「羽織」「袴」が基本です。
羽織の正礼装は、五つ紋の黒留袖。準礼装は、一つ以上の紋を付けていればよいとされています。
兄弟は、新郎・新婦とその両親よりも格式を下げることも考慮すべきであるため、準礼装の一つ以上の紋をつけた羽織がおすすです。
新郎は、白い羽織か袴を着用することが多いので白い色を引き立たせてくれるグレーや水色など淡い色味を選ぶとよいです。
親族や家族だけで結婚式を行う場合には、両家で服装の格式を揃えるだけでいいです。
少人数の結婚式は、簡単に済ませたい。お金をかけたくないなど簡略化が1つの目的なので服装に関してもそこまで気にしなくても問題ありません。
とはいえ、新郎新婦にとって大切な日であることは間違いないですし、フォーマルなシーンに適した服装をする必要があります。
先ほどご紹介した礼服の服装マナーを参考に、コーディネイトしてみてください。
今回は、「結婚式に兄弟として出席するときの服装マナー」について解説しました。
親族としてホスト側であることを意識して服装を選ぶのがポイントです。
親族として華やかさを意識しつつ一般ゲストよりもフォーマルな装いをすべきですが、結婚式の主役である新郎よりも目立ってはいけません。
両家の父親よりも格式を下げた衣装選びもマナーになります。
兄弟のハレの日には服装マナーを意識した服装で、あたたかくゲストをお迎えしましょうー。